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レースレポート

英国F3 第4戦 ホッケンハイム(ドイツ)

予選

日付:2009年6月5日(金)、6日(土)
天候:5日:晴れ、6日:曇り(ハーフウェット)

予選1回目結果:11位
予選2回目結果:14位

変則的なタイムスケジュールや不安定な天候にてこずる

中嶋大祐コメント

とても難しい予選となり、まだまだ自分には足りない部分があるのだと思い知らされました。ホッケンハイムは今回初めて走ったのですが、1回目の予選が走行初日の金曜日にあったことで、自分のリズムを上手く組み立てることが出来ないまま両方の予選が終わってしまったという印象が残っています。また、予選2回目のハーフウェットというコンディションも今回の予選を難しくする要因となりました。これから先、初めて走るサーキットですぐに力を発揮するという要素は特に重要になってくると思います。そういった意味では、今回の予選はとても良い経験になりました。

決勝

日付:2009年6月6日(土)、7日(日)
天候:6日:曇り、7日:曇り(ハーフウェット)
     気温:-

決勝第1レース結果:リタイヤ
決勝第2レース結果:クラス10位

苦しい週末。辛くも1ポイントを獲得

決勝概要

第4戦が行われたのはF1ドイツグランプリの舞台ともなるホッケンハイムサーキット。英国F3選手権にとって今年初めての海外レースとなる。

土曜日の夕方に行われた第1レース、中嶋は11番手からのスタートとなった。これまでのレースと同様スタートダッシュに成功すると、バックストレートまでに8位に浮上。しかし、さらなるポジションアップを狙う中嶋はバックストレート直後のヘアピンコーナーでアクシデントに見舞われる。中嶋の背後を走っていたドライバーが、ブレーキングを遅らせ過ぎたため中嶋に追突。中嶋を含め、合計3台がここでリタイヤとなってしまう。ここホッケンハイムで1周でも多く走っておきたい中嶋にとっては、あまりにも手痛いオープニングラップでのリタイヤとなった。このレースで優勝を飾ったのはマーカス・エリクソン(スウェーデン)。

日曜日の午前に行われた第2レースは、レース開始の2時間ほど前まで降り続いた雨の影響でハーフウェットの路面コンディションとなった。ただし走行ラインは乾いている部分が多かったため、全車スリックタイヤでスタートを切った。このレース、中嶋は14番手スタート。スターティンググリッドがまだ濡れているイン側であったため、すでに乾いているアウト側からスタートしたドライバーには先行を許してしまうが、同じくイン側からスタートした車をパスすることに成功し、ポジションキープのまま1コーナーを抜けた。その後、至る所で順位の入れ替わりがあったものの、結果的にはスタート時と同じポジションでオープニングラップを終えた。1つでもポジションを上げるべくプッシュしていた中嶋だったが、1回のミスをきっかけとして前方集団との差が開いてしまう。レース中盤から終盤にかけて、1つ前の集団とは変わらないペースで走行を重ねるものの追い詰めるまでには至らず、単独での走行となった。最終的には、前方を走るドライバーたちのアクシデントやミスによって3つポジションを上げ、クラス10位でフィニッシュ。最後まで苦しい流れを変えることが出来なかった厳しい週末の中で、貴重な1ポイントを獲得した。優勝は、ウォルター・グラブミュラー(オーストリア)。

中嶋大祐コメント

とても難しい週末となりました。金曜日の公式練習から予選までの流れでレースの9割が決まってしまったように思います。初めて走るサーキットで、走行初日に予選を行うというのは想像していた以上に難しいものでした。これまでレースを行ってきたイギリス国内のサーキットもレース前にそれほど多くテストを出来ていたわけではないので、経験の少ないサーキットに対しての苦手意識はそれほどなかったのですが、今回の週末を通して、自分のレベルをもう一つ上げなければならないと痛感しました。