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レースレポート

英国F3 第5戦 スネッタトーン

予選

日付:2009年7月4日(土)
天候:晴れ

予選1回目結果:7位
予選2回目結果:9位

高速サーキットの特性を利用しきれず、悔しい結果に終わる

中嶋大祐コメント

予選1回目では、スリップストリームを上手く使えなかったことで相対的にタイムをロスしてしまい、僅差の中で7番手という結果になってしまいました。これについてはセッションの後に監督から注意を受け、予選2回目では意欲的にスリップストリームを利用しようと心がけました。しかし今度はそれが裏目に出てしまい、自分のリズムでアタックをすることが出来ず、最終的には縁石の角もしくは砂利によってタイヤがパンク、納得のいくタイムを出し切れないまま予選を終了せざるを得ませんでした。

決勝

日付:2009年7月5日(日)
天候:晴れ/曇り

決勝第1レース結果:10位
決勝第2レース結果:13位

焦りがミスを呼ぶ苦しいレース

決勝概要

第5戦の舞台は、ロンドンから車で2時間ほど離れたノーフォークに位置するスネッタートンサーキット。2つの長いストレートが特徴で、予選ではスリップストリームを上手く活用できたか否かで結果の明暗が分かれた。

予選の戦い方に苦戦した中嶋は、第1レースを7番手からスタート。スタートでのポジションアップを狙ったが、ホイールスピンが多くポジションをキープしたまま1コーナーへと進入した。しかし1コーナーでは後方の車に追突され、2コーナーまでに2つポジションを落としてしまう。この後はポジションを上げるべく必死で追い上げを狙ったが、焦りがミスを呼びなかなかペースを上げることが出来ない。逆に、レース終盤にはファステストラップに近いペースを出しながら追い上げてきた後続の車にオーバーテイクをされてしまう。終始ペースが上がらずに苦しんだ中嶋は、10位でのチェッカーとなった。優勝はハイテックのR・ヴァン・デル・ザンデ(オランダ)。

午後に行われた第2レース。9番手からスタートした中嶋は、またしてもホイールスピンを喫し1コーナーまでに順位を1つ落としてしまう。続く第2コーナーではアウト側にスペースを見つけ、順位を上げるべくブレーキを遅らせるが、そこでタイヤカスを拾ってしまいオーバーラン。さらに3つポジションを落としてしまう結果となった。この際チームメイトのカルロス・ウエルタスにも先行を許してしまい、終始チームメイトを追いかける展開となる。

苦しい週末の中で、今後に向けて少しでも光明を見出そうと必死で攻め続けた中嶋だったが、ポジションを上げることは出来ず13位でのチェッカーとなった。このレースではフォーテックのR・クリストドゥールー(イギリス)が優勝を飾った。

中嶋大祐コメント

不甲斐ないレースをしてしまいました。ホッケンハイムの時とは違いコースにはある程度馴染みがありましたし、金曜日のフリー走行では3番手タイムを出すことも出来ました。しかし、予選で思うような順位になれなかったことでリズムが狂ってしまったように思います。順位を取り戻そうと焦るばかり冷静さを失ってしまい、ミスが多く逆に順位を落としてしまう結果となりました。今回のレース結果には自分自身も落胆していますが、次回以降のレースの向けて早く自信を取り戻すことが出来るようにしっかりと気持ちを整理したいと思います。