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レースレポート

英国F3 第9戦アルガーブ(ポルトガル)

予選

日付:2009年9月12日(土)
天候:晴れ

予選1回目結果:11位
予選2回目結果:10位

赤旗に翻弄された予選。決勝に期待

中嶋大祐コメント

2回とも途中で赤旗によって中断される展開となり、難しい予選でした。特に1回目の予選ではちょうど自分がアタックを開始しようかというタイミングで赤旗となってしまったため、セッション再開後のトラフィックの処理に手間取りラップタイムを期待したほど伸ばすことが出来ませんでした。

しかし、車の調子は決して悪くありませんし、決勝では多くのポイントを獲得するチャンスがあると思います。

決勝

日付:2009年9月13日(日)
天候:晴れ

決勝第1レース結果:リタイヤ
決勝第2レース結果:12位(クラス8位)

決勝日は不運な展開に。

決勝概要

イギリスF3第9戦の舞台はポルトガルのアルガーブサーキット。昨年完成したばかりの新しいサーキットで、起伏に富んだ地形を活かした高低差の激しいレイアウトが特徴的である。週末は3日間とも好天に恵まれ、30度近い気温の中でスケジュールが消化されていった。

日曜日の午前に行われた第1レース、中嶋は11番手からのスタート。この際スタートシグナルに誤作動があり、その他多くのドライバーと同じく遅れ気味の出足となった。若干の混乱の中、第1コーナーまでに1つポジションを落としてしまうが、すぐさまターン5と呼ばれるヘアピンでそのポジションを取り戻した。その後さらにポジションを1つ上げ10位へと浮上した中嶋だったが、3周目に不運なアクシデントに見舞われる。6位争いをしていた2台の車が先の見えないブラインドコーナーであるターン8の出口で接触し、走行ライン上に止まってしまったのだが、中嶋がここを通過したのはこのアクシデントが起きた直後であったためイエローフラッグの掲示が十分になされておらず、停止していた車を回避することが出来なかったのだ。この際左のリアタイヤを引っ掛ける形で接触しサスペンション等を損傷、残念ながらここでリタイヤを余儀なくされた。まとまったポイントを獲得出来るチャンスが十分にあっただけに、中嶋にとって非常に手痛い結果となってしまった。優勝は、ARTグランプリのJ・ビアンキ(フランス)。

午後2時から行われた第2レース。レース間のインターバルの長さはダメージを負った車を修復するのには十分とは言えなかったものの、優秀なメカニック達の手によってなんとかスタート時刻に間に合った。第1レースでの雪辱を晴らしたい中嶋だったが、なんと第2レースでも不運に見舞われてしまう。スタートでクラッチにトラブルが起きてしまったのだ。これで大きく出遅れた中嶋は1周目終了の段階で21位までポジションを落としてしまった。このレースはセーフティカーが2度入る波乱の展開となったが、今回はクラッシュに巻き込まれることなくラップ毎に順位を上げ最終的には13位(クラス9位)でチェッカーを受けた。辛くもポイントは獲得したものの、中嶋にとって望み得たものとは程遠い、悔しく歯がゆい結果となった。優勝はARTグランプリのJ・ビアンキ(フランス)。

※レース後セーフティカー先導下での追い越しによりペナルティを受けた車両があったため、最終結果は1つ繰り上がり12位(クラス8位)となった。

中嶋大祐コメント

まずは第1レースでのクラッシュの後に車の修復を頑張ってくれたメカニック達に感謝をしたいと思います。スケジュールがタイトな中、彼らのおかげで第2レースに参加することが出来ました。

日曜日の結果については残念の一言です。レースの内容を見ても、両方のレースでまとまったポイントを獲得することが十分に可能であったと思いますので、とても悔しいですし、ポイントランキングを考えると手痛い結果となってしまいました。しかし車や自分自身の調子は決して悪くありませんので、来週行われる最終戦までにはしっかりと気持ちを切り替えて、悔いの残らない戦いが出来るようにしたいと思います。