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レースレポート

英国F3 最終戦ブランズ・ハッチ

予選

日付:2009年9月19日(土)
天候:晴れ

予選1回目結果:6位
予選2回目結果:5位

2回ともセッション後半で挽回

中嶋大祐コメント

今回の予選は2回とも最初のアタックでタイムがなかなか伸びず、少し難しいものとなりました。しかしいずれの予選でもクールダウンラップを挟んだ後の2回目のアタックでタイムを上げることが出来て、なんとか決勝に向けて期待の持てるグリッドを獲得することが出来ました。ただ、今回はトップ2台との差がかなり大きいので、決勝までにセッティングの見直しをする必要があると思います。

決勝

日付:2009年9月20日(日)
天候:曇り

決勝第1レース結果:リタイヤ
決勝第2レース結果:6位

第1レースは無念のリタイヤに終わるが、ランキング7位を確保

決勝概要

2009年イギリスF3選手権最終戦の舞台はブランズ・ハッチサーキット(GPレイアウト)。パドックヒルベンドと呼ばれる急勾配の1コーナーを始めとして、全体的に起伏に富んだ中高速サーキットである。

日曜日の11時過ぎにスタートが切られた第1レース。6番手グリッドに付けていた中嶋はスタートダッシュを狙っていた。このブランズ・ハッチサーキットは攻めがいのある素晴らしいレイアウトを擁する反面、追い抜きが非常に難しいことでも有名だからだ。しかしそのスタートで中嶋はトラブルに襲われてしまう。クラッチに問題を抱えた中嶋は、ゆっくりとピットへ戻るとそのままリタイヤ。手痛いノーポイントとなった。

中嶋にとって2009年最後のレースとなる第2レースは16時過ぎにスタートが切られた。第1レースでのトラブルはクラッチが熱を持ち過ぎてしまったことが原因とされたため、中嶋はクラッチをいたわるためにタイヤを十分に暖めることが出来ない中でのスタートとなった。この結果、出だしでのホイールスピンが多くまずは2台に先行されてしまうこととなった。スタートした後はやはりサーキットの特性上追い抜きはほとんど見られない展開となり、中嶋にとってももどかしいレースとなった。終始前を走る選手にプレッシャーを与え続けたものの、ついに最後まで順位を上げることは出来ず悔しい7位フィニッシュとなった。

※レース後の裁定により5位でフィニッシュした選手にフライングによるペナルティが出され、中嶋は6位へと繰り上がった。

中嶋大祐コメント

最終戦も前回から続く悪い流れを断ち切ることが出来ませんでした。予選の調子は決して悪くないのに、それを決勝の結果につなげることが出来ていません。とても悔しいですが、まずは今シーズンのイギリスF3参戦を応援して下さった全ての方とチームに感謝をしたいと思います。今シーズンは初めての海外レースへの参戦を通して本当に様々な事を経験することが出来、レーシングドライバーとしてはもちろんのこと、一人の人間としても大きく成長することが出来たと思っています。来年どのような活動をするかはまだ決まっていませんが、どのような場に行っても今年経験したことは大きな助けになると確信しています。

今シーズンのご声援、本当にありがとうございました。