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レースレポート

TANGO マスターズ・オブ・F3(オランダ・ザンドフールト)

予選

日付:2009年6月13日(土)
天候:晴れ

予選1回目(奇数組)結果:12位
予選総合結果:29位

惜しくもAグループ入りを逃し、総合29位に終わる

中嶋大祐コメント

イギリスF3のチームやドライバーにとって使い慣れていないタイヤやサーキットなどを予選直前の30分間のフリー走行のみで攻略しなければならず、非常に厳しい戦いとなりましたが、短時間でのコースの習熟という課題に取り組むには絶好の機会となりました。まだまだ足りない部分はありますが、特に予選1回目では若干の進歩を感じることが出来ました。Bグループでの走行となった予選2回目ではマシンのセットアップを変更して賭けに出たのですが、それが仇となり逆に順位を下げてしまいました。

決勝

日付:2009年6月14日(日)
天候:晴れ

決勝結果:19位

苦しい週末。辛くも1ポイントを獲得

決勝概要

マカオグランプリと並び、F3の世界大会として位置づけられているマスターズ。今年もユーロシリーズやイギリスF3を始めとした各国のF3シリーズから総勢36台が参加し、激しいバトルを展開した。

例年、マスターズでは指定タイヤの銘柄や開催されるサーキットがユーロシリーズに対して有利な状況となっており、今年もイギリスF3から参戦したチーム・ドライバーは軒並み苦戦。中嶋も29番手スタートとなってしまう。

中嶋はスタートダッシュに成功するが、ストレート上では前を走る車に行く手を阻まれてしまう。しかしその後に連続するコーナーで鋭い攻めを見せ、オープニングラップだけで7台を抜いた。その後もさらにポジションを上げようと試みるが、今度は逆に後ろを走るドライバーから激しいプッシュを受ける。しかし中嶋はミスをしない走りでポジションをキープし続け、レース中盤には前を走る車の脱落に助けられ19位まで浮上した。

レースのほとんどを後ろからのプレッシャーに耐えながら戦うという、中嶋にとっては不本意なレース内容となってしまったが、最後の3周ほどは相対的にペースが上がり、後ろの車を少し引き離した状態で単独19位フィニッシュとなった。

優勝は、ユーロシリーズを戦うARTグランプリのベルテッリ・ボタス(フィンランド)。

中嶋大祐コメント

覚悟していた通り非常に難しいレースとなりましたが、収穫も多くありました。特に、これほどの激しいバトルの中でスタート直後に大きくポジションを上げることが出来たのは自信につながりました。 このレースは週末のスケジュールがとてもタイトで、それもこのレースを難しくする要因であったと思いますが、このような経験はこの先必ず役に立つと思っています。思うような結果を残せずに申し訳ない気持ちもありますが、このような素晴らしい経験をする機会を与えて下さったホンダさんにはとても感謝をしています。