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レースレポート

2011年フォーミュラ・ニッポン 第7戦 ツインリンクもてぎ

予選

日付:2011年11月5日(土)
天候:晴れ

予選結果
Q1:12位/Q2:13位/Q3:-

ベストを尽くすもQ3進出は叶わず

中嶋大祐コメント

フリー走行での中古タイヤのペースはよく大きな期待を持って予選に臨んだのですが、悔しい結果に終わりました。しかし、毎セッション様々なことをトライした結果ですので、この結果は素直に受け止めて今後の糧としていきたいと思います。明日の決勝は短いレースなのであまり深く考えず思い切った戦いをしたいと思います。

決勝

日付:2011年11月6日(日)
天候:曇りのち雨

決勝第1レース スターティンググリッド 12番手
決勝第2レース スターティンググリッド 13番手
決勝第1レース結果:11位
決勝第2レース結果:7位
本ラウンド終了時のランキング:13位

第2レースで今季2度目となるポイントを獲得

決勝概要

2011年のフォーミュラ・ニッポンもいよいよ最終戦を迎え、栃木県のツインリンクもてぎを舞台に2回のスプリントレースが行われた。

前日の夜から降り続いていた雨は明け方には止み、午前中の第1レースはハーフウェットの微妙なコンディションでスタートを迎えた。コース上にはまだ濡れている箇所も残っていたが、チェッカー予定時刻までに降雨の予報はなかったため数台を除きほぼ全車がスリックタイヤを選択。中嶋も同様にスリックタイヤを選択した。滑りやすいコンディションの中、少しでも良いスタートを切ろうとフォーメーションラップ中に繰り返しウェービングを行いタイヤのウォームアップを行っていた中嶋であったが、5コーナーでコントロールを失いスピンを喫してしまう。このため、ポールポジションの車両がグリッドに着くまでに自らのポジションに戻ることが出来なかった中嶋は最後尾からのスタートを余儀なくされる。

最後尾グリッドからまずまずのスタートを切った中嶋は、1コーナーで発生したアクシデントをかわしオープニングラップを15位で終えた。コース上がまだ濡れていたレース前半はなかなか思うようなペースで走ることが出来ずにいたが、レース中盤以降にはペースアップを果たし、最終的には11位までポジションをあげて23周のスプリントレースをフィニッシュした。

約3時間半のインターバルを経て行われた第2レース。レース直前まではスリックタイヤでの走行が可能なほど路面は乾いていたが、フォーメーションラップが始まる直前に雨が本格的に降り出したため全車がウェットタイヤを選択してスタートを切った。

中嶋は13番手グリッドから良いスタートを切ると、水煙で非常に視界の悪い中オーバーテイクを成功させオープニングラップで11位まで浮上。さらに、3周目には塚越選手にジャンプスタートによるドライブスルーペナルティが課せられたことによって10位となる。雨の量がさらに増した6周目には、前を走る平手選手が130Rでバランスを崩した隙をつき9位となり、ポイント圏内まで目前となった。

中嶋は8位を走る石浦選手の背後に迫りオーバーテイクのチャンスを伺っていたが、視界は悪くなる一方で前走車の直後を走るのは非常に困難な状況であった。迎えた9周目、中嶋のひとつ前のグループを走っていた山本選手と伊沢選手がヘアピンで接触。これにより、セーフティーカーが導入されると同時に中嶋は7位にポジションを上げた。

ヘアピンに落下したパーツを処理するために導入されたセーフティーカーであったが、なんとセーフティーカー先導中の11周目にはさらに大きなアクシデントが起きてしまう。バックストレートエンドで隊列を整えるために減速をしていた隊列に、水煙で視界を奪われていた国本選手が追突をしてしまったのだ。これによりレースは一旦赤旗中断となる。

クラッシュした車両の処理が終わった後、レースはセーフティーカーの先導で12周目から再開された。14周目の終わりにセーフティーカーがピットへと戻ると、再び中嶋は可能な限りのプッシュを開始するが、なかなかポジションアップのチャンスは訪れない。レースの折り返しを過ぎた17周目からは一時塚越選手に差を詰められる場面もあったものの、レース終盤には再びギャップを作り、最終的には単独7位でチェッカーを受け今季2度目のポイント獲得を果たした。

中嶋大祐コメント

第1レースはフォーメーションラップでできるだけタイヤを温めようとしたところミスをしてしまい、最後尾からのスタートとなってしまいました。そのあと、雨の量が多かった前半はタイヤをうまくグリップさせることができず苦しい展開となりました。雨の量が減ってきた後半のペースはよかったのですが前半にひらいた前のマシンとの差を縮めきることはできず11位でのフィニッシュとなりました。

第2レースは雨の量がとても多く非常に難しいレースでした。視界が悪くミスが一切許されないレースでしたが、その中でミスなく走り切り結果として7位でフィニッシュしポイント獲得できたのはよかったと思います。苦戦することが多いシーズンでしたが、ご声援をいただいたみなさまにはとても感謝しています。来週のスプリントカップも精一杯頑張ります。