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レースレポート

2012年フォーミュラ・ニッポン 第3戦 オートポリス

予選

日付:2012年5月26日(土)
天候:晴れ
気温:-

予選結果
Q1:14位/Q2:- /Q3:-

最善を尽くすが厳しい結果に終わる

中嶋大祐コメント

前回のレースで得られたことを元に、更なるレベルアップを狙って準備をしてきたのですが、ニュータイヤのバランス変化と路面のコンディションの変化に上手く対応することが出来ず、非常に残念な結果に終わってしまいました。また新しいことをトライして、明日のレースや今後のラウンドに繋げられるように精一杯頑張りたいです。

決勝

日付:2012年5月27日(日)
天候:晴れ

決勝スターティンググリッド:14番手
決勝結果:11位
本ラウンド終了時のランキング:-

レースペースは改善、今後につながるレース

決勝概要

もてぎでのレースから2週間。比較的短いインターバルを挟み、フォーミュラ・ニッポンは舞台を九州・オートポリスへと移した。オートポリスは低速、中速、高速それぞれのコーナーがバランスよく配置されたチャレンジングなサーキットである。

めまぐるしく変わるコンディションに翻弄され、14番手という苦しいポジションからのスタートとなった中嶋。決勝前にはセッティングを大幅に変更し、現状を打破すべく準備を整えた。

迎えたスタート。中嶋は良い動き出しを見せ、1コーナーまでに安田選手をパスすることに成功する。しかし同コーナーの立ち上がりでポジションを奪い返されてしまうと共に、後方からスタートしていた山本選手にも先行を許してしまう。その直後には2コーナーで数台が絡むクラッシュが発生したが、これを上手く切り抜けた中嶋は結果的に13番手でオープニングラップを終えた。

ここからさらなるポジションアップを狙いたいところだったが、燃料を満載した状態でのマシンバランスに問題を抱えていた中嶋は逆に集団から遅れ始めてしまう。非常に苦しい状況であったが、燃料の搭載量が減り始める10周目を過ぎたあたりからマシンバランスが改善。前を走るグループよりも相対的に速いラップタイムを刻んでいく。

12周目にロッテラー選手がマシントラブルによりリタイヤしたため12番手へとポジションを上げた中嶋は、チームの判断によりピットストップを遅らせる作戦を取ることを決定した。チームメイトの小暮選手が16周目にピットストップを行なったのを尻目に、中嶋は40周目までピットストップを遅らせる。中嶋はこの唯一のピットストップを行なうまでに、見えないライバルとのギャップをどんどん縮めて行った。計算上は9番手グループの背後でピットアウト出来る予定であったが、ピットストップ中にニュートラルから突然1速にギアが入ってしまうトラブルが発生。これによりエンジンがストールし10秒近くタイムをロスしてしまう。それでもポジションを1つ上げることに成功した中嶋は、11番手でコース上に復帰した。

予期せぬトラブルにより再び集団から離れた位置での走行を強いられた中嶋だったが、ピットストップ後には全体で7番目となるベストラップをマーク。マシンのセッティングに手応えを感じつつ、54周のレースを11位でフィニッシュした。


中嶋大祐コメント

決勝前にマシンのセッティングを大きく変更しましたが、それが功を奏したのかレース中のラップタイムはかなり良くなりました。ですが、ガソリンを多く積んでいるスタート直後のペースが非常に悪く、そこで多くのタイムをロスしてしまいました。11位というのは到底満足のいく結果ではありませんが、毎ラップ全力でプッシュして確実に収穫のあるレースが出来たと思います。次戦まで長いインターバルがありますが、次こそは予選から上位で戦えるようにしっかり準備をしたいと思います。