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レースレポート

2012年フォーミュラ・ニッポン 第4戦 富士スピードウェイ

予選

日付:2012年7月14日(土)
天候:曇り時々雨
気温:-

予選結果
Q1:9位/Q2:6位/Q3:7位

Q3進出を果たし、7番手グリッドを獲得

中嶋大祐コメント

今回は持ち込んだセットアップが上手く機能し、良い感触で1日を終えることが出来ました。Q3は出るタイミングが少し遅くなったためトップとのタイム差がありますが、Q2まではとても良い戦いが出来たと思います。決勝ではもう少しポジションを上げてフィニッシュ出来るように精一杯頑張ります。

決勝

日付:2012年7月15日(日)
天候:曇り時々雨

決勝スターティンググリッド:7番手
決勝結果:11位
本ラウンド終了時のランキング:-

難しい天候に翻弄され、ポイント獲得はならず

決勝概要

オートポリスで行なわれた第3戦から約1ヶ月半。多くのチームにとって本拠地となる富士スピードウェイで第4戦が開催された。

予選では自己最高となるグリッドを獲得した中嶋は、7番手からこのレースをスタートした。動き出しこそ良く1コーナーまでは7位のポジションをキープしていたが、1コーナーへの進入で不利なアウト側のラインを取らざるを得なかった中嶋はここでポジションを3つ落としてしまう。さらに、Bコーナーへの進入でも他車との接触を避ける形でポジションを1つ落とすと、オープニングラップを終えた時点で11位まで順位を下げてしまった。なんとかポジションを挽回しようと懸命にプッシュした中嶋であったが、フルタンク状態のマシンセッティングを煮詰め切れていなかったこともありジリジリと集団から離されてしまう。2周目と6周目にはそれぞれデュバル選手と伊沢選手にオーバーテイクを許すなど、中嶋にとっては非常に厳しい幕開けとなった。

11周目を過ぎた頃に小雨が降り始めると、中嶋は前方を走るグループとの差を急激に縮めていった。13周目にはヘアピンで小暮選手をオーバーテイクすると、一時はデュバル選手の前に出ることにも成功。デュバル選手にはポジションを再び奪われてしまったものの、今度は山本選手の背後に付けポジションアップの機会を狙った。

一旦は止みそうな気配だった雨は26周目に一気に強まり、完全なウェットコンディションとなった。このタイミングで、中嶋の目の前を走っていた山本選手を始めとする一部のドライバーはウェットタイヤへの交換を行なった。対する中嶋はスリックタイヤのまま走行を続ける作戦を選び、一時は9位まで浮上する。雨は予想されたよりも長く降り続けたが、中嶋はなんとかコース上にとどまってラップを重ねていった。

徐々に雨も弱まり始めた38周目、中嶋はルーティーンのピットストップを行なった。ここではタイヤは交換せず給油のみを行いコース上へと復帰した。ピットストップ中のタイムロスはなかったものの、ウェットタイヤへの交換を行なってタイムを稼いでいたドライバー達に逆転を許し、14位まで後退してしまう。

レース終盤にかけてはスリックタイヤの方が有利なコンディションとなり、42周目には嵯峨選手、51周目には山本選手をそれぞれオーバーテイクすると、スピンによる他車の脱落もあり11位までポジションを上げることに成功した。最終ラップとなる55周目には、ウェットタイヤへの交換を行なっていた小暮選手の真後ろまで迫るものの、あと少しでオーバーテイクには至らず、11位でチェッカーを受けた。


中嶋大祐コメント

天候が不安定で、難しいレースになりました。僕たちはスリックタイヤのまま走り続けましたが、結果的にはわずかの差でウェットタイヤの方が有利だったかもしれません。結果は11位でしたが、レースの序盤には小暮さんやロイック選手といった経験のある選手と良いバトルが出来ていい経験になりました。今回は朝のフリー走行で雨天によりテストが出来なかったこともあり、燃料が重い時のペースはまだ改善が必要ですが、ベースとなるセッティングは今週末良いものを見つけることが出来ました。次のレースが今から楽しみです。