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レースレポート

2012年フォーミュラ・ニッポン 第7戦 鈴鹿サーキット

予選

日付:2012年11月3日(土)
天候:晴れ
気温:-

予選結果
Q1:12位/Q2:12位/Q3:-

僅差の戦いの中、惜しくもQ2敗退

中嶋大祐コメント

これまで鈴鹿ではマシンバランスに苦しんでいたのですが、今回はだいぶ良くなり気持ち良く走ることが出来ました。予選では思い切りプッシュすることが出来ましたが、細かい部分で少しずつまとめきることが出来ず両レースとも12番手グリッドとなってしまいました。12番手という結果は非常に残念ですが、本当に僅かの差の中での結果ですので気持ちを切り替えて明日は挽回出来るように頑張ります。

決勝

日付:2012年11月4日(日)
天候:晴れ

決勝第1レース スターティンググリッド 12番手
決勝第2レース スターティンググリッド 12番手
決勝第1レース結果:10位
決勝第2レース結果:11位
本ラウンド終了時のランキング:-位

ポイント獲得はならずも、大きな手応え

決勝概要

フォーミュラニッポンのシリーズ戦として最後となるレースの舞台は鈴鹿サーキット。鈴鹿サーキットでは、これまでトップグループとのタイム差も大きく苦しい戦いを強いられていたが、今回はマシンのフィーリングが大幅に向上しトップグループとの差も目に見えて縮まった。予選では惜しくもQ3進出を逃し両レースとも12番手グリッドからのスタートとなったが、決勝では十分にポジションアップを狙うことが可能であると考えられた。

レース1は周回数が20周と短くピットストップもなかったため、全体的にポジションの変動がほとんど見られないレースとなった。
フォーメションラップをスタートする際、中嶋よりも前のグリッドにいた佐藤選手がエンジンストールを喫したため、ここで労せずポジションを上げた。迎えたスタートでは、ミスなく動き出し1コーナーへと入っていった。1コーナーから2コーナーにかけてアウトから国本選手に迫られる場面もあったが、ここは難なく防ぎ11位というポジションをキープしてオープニングラップを終えた。オープニングラップを終えると、前は平手選手、後ろは国本選手とセルモインギングの2台に挟まれる形となるが、ラップタイムが拮抗していたためまさにコンマ数秒単位の攻防となった。
レース前半はアンダーステアに苦しみ国本選手に迫られ、平手選手からは若干離れてしまった中嶋であったが、レース中盤から後半にかけてはマシンバランスが向上し形勢が逆転。8位を走行していたデュバル選手から平手選手までつながっていた集団へ約1秒差のところまで近づいていった。結局オーバーテイクには至らなかったものの、最終ラップには山本選手がマシントラブルによって後退したことに乗じてポジションを1つアップ。最終的には10位でのチェッカーとなった。

午後に行なわれたレース2は周回数が28周と増え、タイヤ交換の義務付けもあることから、チームやドライバーによって異なる戦略がとられることが予想された。
中嶋はスタート直後の混雑を避けることを目的とし、オープニングラップを終えた段階でのピットインを選択。オープニングラップではスプーンコーナーの進入で佐藤選手に対してアウトからのオーバーテイクを仕掛けるが、これは惜しくも成功せず。結局12位のまま予定通りピットへと向かった。
タイヤ交換では大きなタイムロスなく、同じくオープニングラップでのピットインを選択した中嶋一貴選手と伊沢選手に続いてピットアウトした。ここからクリアなスペースで思い切りプッシュしたいところであったが、運悪くスタートでストールをしていた金石選手の後ろに追い付いてしまう。ペースは明らかに中嶋に分があったため、なんとしても早いタイミングでパスしたいところであったが後少しのところで決め手を欠き、本来のペースより1周につき1秒以上もロスし続けてしまった。
17周目に金石選手がタイヤ交換のためにピットへ入ってからは本来のペースを取り戻したものの、それまでに失ってしまったタイムはあまりにも大きく、全ての車両がピットストップを終えた段階で2つポジションを落としてしまった。レース終盤には安定して良いタイムを刻み、前を走る佐藤選手との差を詰めていくが、オーバーテイクを狙うまでには至らず最終的には他車の脱落にも助けられる形での11位フィニッシュとなった。


中嶋大祐コメント

レース1はずっとこう着状態となり、他車の脱落以外にポジションの動きはなく難しいレースとなりました。しかし、マシンのセッティングに関してヒントになる部分がありレース2に向けて収穫を得ることが出来ました。レース2では予定通り1周目の終わりにタイヤ交換を行い、作戦は思い通りに進んでいたのですが、スタートでストールをした金石選手が目の前にきてしまい、ここで大きなタイムロスをしてしまいました。10周以上ずっと後ろにつけていたのですが、オーバーテイクを成功させることは出来ませんでした。金石選手が中盤にピットへ入ってからはかなり良いペースで走ることが出来たので、ここでのタイムロスが結果に大きく響いてしまいました。タイヤ交換を終えた段階で自分の後ろを走っていた大嶋選手が最終的に7位となったことを考えると非常に悔しいです。今回結果は付いてきませんでしたが、かなりレベルアップした戦いが出来たと思います。苦しいシーズンではありましたが、今はチーム内の雰囲気も良いですし、まだ残っているJAFグランプリを精一杯頑張って満足のいく結果を残せるようにしたいです。