RACE

RACE
Top > RACE > レースレポート > 2013年 スーパーフォーミュラ 第6戦 スポーツランドSUGO

レースレポート

2013年 スーパーフォーミュラ 第6戦 スポーツランドSUGO

予選

日付:2013年9月28日(土)
天候:晴れ

予選結果:9位

わずかな差でQ3進出は逃すもシングルグリッドを獲得

中嶋大祐コメント

Q2では0.05秒タイムが足りず、9番手となってしまいました。もう少し上の順位を狙っていたので残念ですが、着実にレベルアップをすることが出来ているので、明日の決勝は落ち着いて戦えばポイントを獲得することが出来るのではないかと思っています。


決勝

日付:2013年9月29日(日)
天候:晴れ

決勝結果:7位
本ラウンド終了時のランキング:13位

悲喜こもごもの7位フィニッシュ

決勝概要

スーパーフォーミュラ第5戦の舞台は宮城県のスポーツランド菅生。世界屈指のチャレンジングなレイアウトを持つサーキットである。

ハイレベルな戦いが繰り広げられた予選で9番手のグリッドを獲得した中嶋は、朝のフリー走行では2番手タイムを記録。集中してスタートの時を待った。

迎えたスタートでは、8番手グリッドの佐藤選手がストールしたため難なく8位に浮上。1コーナーではオリベイラ選手に並びかけられるものの、ここは上手く凌いで8位のままオープニングラップを終えた。

このレースはセーフティカーが4回導入される荒れた展開となった。1回目のセーフティカーは4周目、平手選手がSPコーナーでクラッシュしたために導入された。この時、タイヤ交換を行なった伊沢選手を除く全てのドライバーはコース上にとどまり、セーフティカーの後ろで隊列を整えた。8周目にはクラッシュの処理が終わり、リスタートが切られるが、ここで中嶋の背後を走っていたオリベイラ選手と平川選手が接触。オリベイラ選手は中嶋の脇をかすめる形でバリアへとクラッシュし、再びセーフティカーが導入された。するとこのタイミングで多くのドライバーがピットイン。小暮選手と国本選手、そして中嶋の3選手のみがここでピットストップを行なわない作戦を選んだ。上位陣が皆ピットストップを行なったため、中嶋は3位に浮上。12周目にリスタートが切られてから、速いタイムで周回を重ねて4位以降との差を広げていった。

ここまでは順調に見えた中嶋のレースだったが、ブラッドレー選手のクラッシュにより3回目となるセーフティカーが導入されたことで状況が一変。チームメイトである小暮選手と同時にピット作業を行なわざるを得なかったため、タイヤ交換に通常よりも多くの時間を費やし、コース上へと戻った時には14位までポジションを落としてしまう。

一旦は確実に思えたポイント獲得が一気に遠のいてしまった形となったが、中嶋は諦めず全力でプッシュし周回を重ねていった。上位陣が接触などによってポジションを落としたほか、44周目には武藤選手を、48周目には嵯峨選手を1コーナーでオーバーテイクしポジションアップ。さらに56周目には中嶋の目の前を走る平川選手がエンジンブローによりリタイヤし、ポイント獲得目前の9位まで挽回する。

さらなるポジションアップを狙う中嶋は、8位を走る中嶋一貴選手の背後でチャンスを窺っていた。すると、58周目の1コーナーで中嶋一貴選手と塚越選手が接触しスピン。中嶋は労せず7位までポジションを上げることに成功した。

この翌周には、SPコーナーで起きたクラッシュによりこの日4回目となるセーフティカーが導入された。64周目にリスタートが切られてから4周の間、中嶋はさらなるポジションアップを目指したいところであったが、前を走る安田選手の車両から漏れていたオイルにより視界が悪化。残念ながらこれ以上のプッシュは出来ず、7位のままで68周のレースを終えた。


中嶋大祐コメント

とても大変なレースでした。3度目のセーフティカーに合わせて行ったピットストップのタイミングが悪く、ほぼ最後尾まで落ちてしまいました。しかしマシンの調子は良かったため必死でプッシュし、7位まで挽回することが出来ました。最後の最後で報われて、嬉しく思います。ペース的には6位も狙えていたと思いますが、前を走る車両から漏れていたオイルにより前が見えづらくなってしまい、最後は無理をすることが出来ませんでした。小暮さんはペナルティーさえなければ優勝できていたと思いますし、チーム全体としてかなり力を付けることが出来ていると思います。次回、鈴鹿でのレースが非常に楽しみです。