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レースレポート

2013年 SUPER GT 第2戦 FUJI GT 500km

予選

日付:2013年4月28日(日)
天候:晴れ

予選結果
Q1:14番手/Q2:-

思うようなグリップを得られず下位に沈む

中嶋大祐コメント

「今回はQ1のアタックを担当しましたが、ミスなく自分たちの力を出し切ることは出来たと思います。ただ、今回は走り出しから良いグリップ感を得ることが出来ず、上位と大きく差がついてしまいました。明日は500kmと距離の長いレースなので、とにかくミスをせずに周回を重ね、上位進出のチャンスを確実にものに出来るようにしたいです」


決勝

日付:2013年4月29日(月)
天候:晴れ

決勝結果:13位

我慢の展開となるも、貴重なデータを収集

決勝概要

スーパーGT第2戦の舞台は富士スピードウェイ。晴天に恵まれた連休の最終日ということもあり、サーキットには実に4万8500人(主催者発表)もの観衆が訪れた。

通常よりも長い500kmという距離にわたって争われる今回のレースでは、500kmを3つのスティントに分けて走り切るのが通常のパターンである。中嶋は3つのスティントのうち第1と第3の2つを担当し、残る第2スティントをチームメイトである道上選手が担当した。

昨シーズンの途中から参戦を開始した中嶋にとって、スーパーGTでスタートを担当するのは今回が初めてのことであった。オープニングラップでは前方の集団でアクシデントが発生したものの、冷静にこれを回避しスタートポジションと同じ14位で無事コントロールラインへと戻ってきた。その後は予選までと同じく、思うようなグリップを得られず苦しい展開が続く。途中マシントラブルにより脱落した車両があり、13位へとポジションを上げるが、第1スティントの中盤以降は単独での走行に終始し、33周目に1回目のピットストップを行い道上選手へとバトンをつないだ。

道上選手が担当した第2スティントでも苦しい展開は変わらず、なかなか前を走るグループとの差を縮めることは出来なかった。そこでチームは、第3スティントでそれまで使用していなかったタイプのタイヤを投入すること決めた。

78周目に道上選手と交代し、中嶋は最後のスティントを開始した。ピットアウト直後、中嶋はそれまでの自己ベストを0.7秒近く更新するタイムを記録。第1スティントで使用したタイヤに比べ、このスティントで選んだタイヤがコンディションに合っていることを伺わせた。依然として上位グループのペースからは遅れていたが、比較的悪くないペースで周回を重ねていき、今後に向けたデータの収集に専念した。

結局レース終盤にかけても大きなラップタイムの落ち込みは見られず、次戦以降への期待を膨らませる形で中嶋は13位のチェッカーフラッグを受けた。

中嶋大祐コメント

「厳しいレースとなりました。全体的にグリップを欠いており、前のグループに付いていくことが出来ませんでした。しかし、実験的に異なるタイプのタイヤを使用した第3スティントでは比較的速いペースでラップすることが出来、今後に向けて明るい材料となりました。これからもチームやダンロップさんと協力して、一つでも上のポジションを狙うことが出来るように精一杯頑張ります」