日付:2013年7月27日(土)
天候:雨のち曇り
予選結果
Q1:15位/Q2:―
日付:2013年7月28日(日)
天候:曇り時々雨
決勝結果:8位
本ラウンド終了時のランキング:14位
決勝概要
スーパーGT第4戦の舞台はスポーツランド菅生。同サーキットが位置する東北地方ではレース開催の1週間ほど前から不安定な天候に見舞われており、波乱のレースを予感させた。
32号車Epson HSV-010のスタートドライバーは道上選手。道上選手は無難にスタートを決めると、ポジションアップのチャンスを狙って前方の集団に付いていった。レース序盤には、12号車カルソニックIMPUL GT-Rと17号車KEIHIN HSV-010がマシントラブルにより相次いでリタイヤ。これにより32号車は労せず13位までポジションを上げた。14周目には上位を走る車両がドライブスルーペナルティを受けたことによりさらに1ポジションアップ。ポイント獲得に向けて、着実に周回を重ねていった。
迎えた40周目、32号車はピットに入りドライバー交代と給油、そしてタイヤ交換を行なった。しかしここで給油装置にトラブルが発生。32号車は十分な量の燃料を補給出来ないままコースへと復帰することになってしまう。道上選手からバトンを受け取った中嶋は、12位でコースへと復帰すると上位と遜色のないタイムを記録しながら周回を重ねるが、レースを完走するためにはもう一度ピットストップを行なう必要があった。
チームが給油のタイミングを探っていた頃、サーキット上空を分厚い雲が覆った。ほどなくすると小雨が降り始め、少しずつではあるがサーキットの路面を濡らしていった。このため、チームは給油と同時にウェットタイヤへの交換を行なうことを決断。57周目に、不足していた燃料の補給とタイヤ交換を行なった。
ここから63周目までは雨に助けられ、スリックタイヤのまま走行を続けていたトップ集団と同等のタイムで周回を重ねるが、その後は徐々に雨脚が弱まったことによりラップタイムが大幅にダウン。万事休すかと思われたが、残りが約10周となった頃にトップグループで多重クラッシュが発生、ここで一気にポジションを3つ上げ、ポイント圏内に浮上。後方から追い上げていた1号車REITO MOLA GT-Rに対してポジションを明け渡す場面はあったが、再び降り始めた雨にも助けられ、レース終盤には32号車と同じくウェットタイヤへの交換を行なっていた36号車PETRONAS TOM'S SC430と19号車WedsSport ADVAN SC430を相次いでオーバーテイク。8位までポジションを上げたところでチェッカーフラッグを受け、今シーズン初となるポイント獲得を果たした。
中嶋大祐コメント
「まずはポイントを獲得出来て良かったです。自力で2台の車をオーバーテイク出来たことは自信につながりましたが、まだまだ改善しなければならない点は多く、悔しいレースになりました。これからもチームと協力して精一杯努力していきます。ご声援どうも有り難うございました。」
中嶋大祐コメント
「菅生では5月に行なったタイヤテストで好タイムを記録していたこともあって、今回の予選は上位グリッドの獲得を狙っていました。それだけにこの結果は大変悔しいです。今日得られたデータを活かし、明日のレースでは少しでもポジションを挽回できるように精一杯頑張ります。」