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レースレポート

2013年 SUPER GT 第5戦 INTERNATIONAL Pokka Sapporo 1000km

予選

日付:2013年8月17日(土)
天候:晴れ

予選結果
Q1:14位/Q2:―

暑い中、苦戦を強いられる

中嶋大祐コメント

「Q2に進出することが目標でしたので、それを達成することが出来ず悔しいです。しかしこれが現時点での自分たちの実力であると思います。明日は長いレースですが、今後の糧となるような内容にしたいと思っています。前戦と同じくポイントを獲得できるように精一杯頑張りますので、ご声援宜しくお願いします。」


決勝

日付:2013年8月18日(日)
天候:晴れ

決勝結果:13位
本ラウンド終了時のランキング:15位

終始我慢の展開となるが、今後に繋がる1000km走破

決勝概要

スーパーGT第5戦の舞台は鈴鹿サーキット。今年も年に一度の大イベントである1000kmレースとして開催された。夏休み中ということもあり、決勝日だけで3万6000人もの観客がサーキットに訪れた。

総周回数が173周であるこのレースで、Epson Nakajima Racingは唯一5回のピットストップを行なう作戦を選択。第1、第3、第5スティントを道上選手が担当し、第2、第4、第6スティントを中嶋が担当した。

道上選手は順調にスタートを切った後、24号車D'station ADVAN GT-Rをオーバーテイクするなど好走を見せ、20周目に1度目のピットストップを行なった。ここで道上選手から交代しマシンに乗り込んだ中嶋はさらなるポジションアップを目指したいところであったが、他チームと異なる作戦を選択したことが災いし、ピットアウト後に500クラスのトップグループと300クラスの周回遅れが入り乱れるポジションに飲み込まれてしまう。中嶋はなかなか思い通りのラップタイムを出すことが出来ないまま、我慢の走行を続けていった。すると後方に1度目のピットストップを終えた24号車が接近。中嶋は300クラスの車両を避けながら一進一退の競り合いを繰り広げるが、40周を過ぎたところで24号車がシケインの進入で中嶋の駆る32号車Epson HSV-010の右リアに接触。中嶋はこの接触でスピンを喫し、24号車と8号車ARTA HSV-010にポジションを明け渡してしまう。しかし幸いにも32号車にダメージはなく、中嶋は無事走行を再開した。

その後は53周目に再び道上選手へと交代。途中アクシデントによるセーフティーカーランをはさみ、他車のピットストップにより12位までポジションを上げたところで、88周目にピットへ戻り3度目となるドライバー交代を行なった。

ピットストップを終え、中嶋は14位でレースに復帰した。懸命にプッシュして周回を重ねて行くが、上位との差は大きく苦しい展開が続いた。しかしながらトラブルで後退した車両もあり、一時は11位までポジションを上げて118周目に道上選手へとバトンをつないだ。

その後、道上選手は142周目に5回目のピットストップを行なうまでトラブルに巻き駒出ることなく安定したラップタイムで周回を重ねていった。戦略上、他のチームよりも1回多いピットストップを行なう32号車は、最後のピットストップを行なった段階で13位までポジションを落としたが、最後のスティントを担当した中嶋は途中ベストラップを更新しながら最後の最後まで諦めずにプッシュした。

結局最後までポジションアップは叶わなかったが、中嶋は13位で自身初となる1000kmレースのチェッカーフラッグを受けた。

中嶋大祐コメント

「精一杯プッシュしましたが、悔しい結果に終わってしまいました。しかしながら、長いレースを走り切ったことで得た収穫も多かったと思います。次回の富士ではもっと上位で戦うことが出来るように、チームやダンロップさんと協力して準備を進めていきます。」