RACE

RACE
Top > RACE > レースレポート > 2014年 スーパーフォーミュラ 第3戦 富士スピードウェイ

レースレポート

2014年 スーパーフォーミュラ 第3戦 富士スピードウェイ

予選

日付:2014年7月12日(土)
天候:晴れ時々曇り

予選結果
Q1:12位/Q2:13位/Q3:―

今季最上位グリッドを獲得

中嶋大祐コメント

Q2では自分の持てる力を全て出し切れたと思いますが、残念ながらQ3への進出はなりませんでした。それでもマシンのフィーリングは前大会よりも良くなっていますので、今後もこのペースで進歩を続けていけるようにして、早くQ3へ進出できる力を付けたいと思います。決勝に向けて、現状ではロングランのペースに少し不安がありますので、明日のフリー走行で改善して万全の態勢で臨めるようにしたいです。ご声援宜しくお願いします。


決勝

日付:2014年7月13日(日)
天候:曇り時々雨

決勝結果:9位

ポイント獲得まであと一歩

決勝概要

5月の第2戦から約2ヶ月のインターバルを経て、スーパーフォーミュラは再び富士スピードウェイへと戻ってきた。

前日の予選で2大会連続となるQ2進出を果たした中嶋は、13番手グリッドを獲得。スタートではシグナルが変わると同時に抜群のスタートダッシュを決め、1コーナーまでに4台のマシンを抜き去ることに成功した。さらに1コーナーでは平川選手をオーバーテイクし、オープニングラップを終えた段階で一気にポイント圏内の8位まで順位を上げた。

しかしライバルと比較してストレートスピードの伸びに劣る中嶋は、ここから苦戦を強いられてしまう。2周目のストレートでは平川選手とカーティケヤン選手に立て続けに抜かれ、10位までドロップ。ブロックラインを取って必死にポジションを守ろうとする中嶋だったが、 3周目には国本選手に、続く4周目には野尻選手にもポジションを奪われ、12位となってしまう。

ここから単独の走行となった中嶋は、安定したペースをキープし周回を重ねていった。26周目、前を走る野尻選手のペースが突如遅れ、急速に追い付いたのを機に中嶋はピットに入り給油とタイヤ交換を行なった。野尻選手は中嶋の翌周27周目にピットストップを行なったが、エンジンストールによるタイムロスがあったことにより中嶋はここで1つポジションを上げることに成功した。

中嶋はピットストップを終えてからもミスなく安定したペースで周回を重ねた。ピットストップを終えてからしばらく目立った順位変動は見られなかったが、レースも終盤に差し掛かろうという47周目を過ぎた頃から降り出した雨によって状況が一変する。トップを走行していたオリベイラ選手のスピンによって導入されたセーフティカーをきっかけとして、多くの選手がピットへと戻りウェットタイヤを装着。その中で、上位を走る選手のアクシデントに乗じて9位までポジションを上げていた中嶋は雨脚が弱くなることを予想し、スリックタイヤのまま走行を続けることを選択した。

一旦は弱まったかのように見えた雨脚はしかし、セーフティカーが退去する前になって再び強まり、路面は完全なウェットコンディションとなってしまう。51周目にセーフティカーが退去してから中嶋は滑るマシンを必死にコントロールしたが、これ以上のポジションアップは望めず、ポイント獲得目前となる9位で55周のレースを終えた。

中嶋大祐コメント

ポイント獲得を達成できず残念ですが、内容的には悪くないレースだったと思います。スタートはとても良く、8位まで順位を上げることが出来ました。その後は同じホンダ勢と比較してもストレートスピードが伸びず、苦しい展開となりました。最後は雨の中、スリックタイヤのまま走り続けるという選択をしましたが、結果的にはウェットタイヤへと交換した選手に抜かれてしまいました。今回は結果という形では表れませんでしたが、着実に進歩しているのは確かだと思います。次戦までにもっとレベルアップ出来るように、チームと協力して精一杯頑張ります。