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レースレポート

2014年 スーパーフォーミュラ 第4戦 ツインリンクもてぎ

予選

日付:2014年8月23日(土)
天候:晴れ時々曇り

予選結果
Q1:14位/Q2:13位/Q3:―

Q2進出を果たすも、13位に終わる

中嶋大祐コメント

なんとかQ2へ進出出来ましたが、依然としてトップとのタイム差は大きく、苦しい予選になりました。トップとの約1秒の差をどこで縮めることが出来るのか、明日までに探し出して解決したいです。明日もご声援を宜しくお願いします。


決勝

日付:2014年8月24日(日)
天候:曇りのち雨

決勝スターティンググリッド:11番手(他車のペナルティにより繰り上がり)
決勝結果:16位

大逆転まであと一歩噛み合わず

決勝概要

2014年シーズンも折り返し地点を迎え、第4戦の舞台となるツインリンクもてぎにやってきた。例年猛暑に見舞われるこの大会だが、今年も例に漏れず。レース終盤には豪雨に見舞われるなど、波乱含みの大会となった。

前日に行なわれた予選では13位となっていた中嶋だが、レギュレーション違反により失格となった選手がいたため、繰り上がりで11番手グリッドを得た。シグナルがグリーンに変わると同時に良いスタートを切った中嶋は、1コーナーまでに平川選手とカーティケヤン選手の前に出て9位まで浮上した。しかし、その直後3コーナーと5コーナーでカーティケヤン選手と塚越選手から相次いで隙をつかれる形で再び11位までポジションダウン。スタート順位と同じ11位でオープニングラップを終えた。

その後はしばらく前を走る塚越選手と一定の間隔を保ったまま周回を重ねていった。レースが動き始めたのは12周目を過ぎた頃。一部の選手がピットストップを開始したのだ。総距離の約半分となる26周目を過ぎる頃には大半の選手がピットストップを終える中、中嶋はただ一人38周目までピットストップを延ばした。ピットストップを延ばす作戦をとった裏には二つの理由があった。一つはタイヤが摩耗して行く中でも中嶋のペースがとても良かったこと、そしてもう一つは降雨が予想されていたことだ。

トップグループと遜色のないラップタイムを重ね、38周目までピットストップを延ばしていた中嶋。仮に38周目以前に雨が降っていれば大逆転での優勝も十分にあり得たが、雨が降り始める前にマシンの燃料が底をつき、チームはドライタイヤへの交換を決断。ここでピットへと戻ってきた中嶋に不運なトラブルが降り掛かる。タイヤ交換と給油を終えて再スタートを切ろうとしたところ、マシンに燃料系のトラブルが発生しエンジンが止まってしまったのだ。そのままレースに復帰出来ていれば十分にポイント圏内を狙えていた中嶋にとって、これは手痛いタイムロスとなった。

中嶋がピットストップを終えたわずか3周後の41周目、無情にも激しい夕立がサーキットを襲った。ピットストップ中のタイムロスによって最下位グループまで転落していた中嶋は、起死回生を狙ってスリックタイヤのままコースにとどまることを選択。早期の天候回復を願った。しかしながら、結局雨はその勢いを弱めないまま降り続き、中嶋も44周目にウェットタイヤへの交換を行なった。

45周目に入るとコンディションはさらに悪化し、レースコントロールはセーフティカーを導入。最終的に、チェッカーフラッグが降られる52周目までレースは再開されず、中嶋はセーフティカーに先導されたまま悔しい16位フィニッシュとなった。

中嶋大祐コメント

途中まではとても良いペースで周回を重ねることが出来ていて、ドライのままでも上位フィニッシュが狙える内容でした。雨を待ってギリギリまでピットストップを延ばしたのですが、燃料の関係で雨の降り始めまであと数周足りませんでした。このタイミングが合っていれば優勝も狙えていたので、残念です。最初のピットストップでは発進の際にエンジンが止まってしまいタイムロスがありました。単純に自分のミスかと思っていたのですが、どうやら他の部分に原因があったようなので次回までに対策をしなければなりません。今回、結果にはつながりませんでしたが、着実にパフォーマンスは上がってきていますので、次戦は何としてもポイントを獲得出来るように頑張ります。ご声援を宜しくお願いします。