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レースレポート

2014年 スーパーフォーミュラ 第6戦 スポーツランドSUGO

予選

日付:2014年9月27日(土)
天候:晴れ

予選結果
Q1:11位/Q2:10位/Q3:-

今季最上位グリッドを獲得

中嶋大祐コメント

ドライビングの面でもセットアップの面でも色々なことをトライしたのですが、走行開始時点での遅れを取り戻し切れませんでした。セットアップについては32号車を参考にして変更した部分もあるのですが、想定したような変化が見られていないので明日に向けて原因を探る必要があります。明日はポイント獲得のチャンスも十分にあると思いますので、精一杯頑張ります。


決勝

日付:2014年9月28日(日)
天候:晴れ

決勝スターティンググリッド:10番手
決勝結果:5位

5位入賞で今季初のポイント獲得

決勝概要

スーパーフォーミュラ第6戦の舞台はスポーツランド菅生。サーキット周辺は予選日、決勝日ともに素晴らしい天気に恵まれた。中嶋は予選で今季最上位となる10番手グリッドを獲得。7位入賞を果たした昨年と同じく、上位入賞への期待が高まった。

シグナルが消えると同時に良いスタートを切った中嶋は、一気に8番手グリッドの塚越選手に並んだ。しかし、ここで塚越選手とピットウォールに挟まれる形となり、中嶋は接触を避けるため止むなく減速。逆にリウッツィ選手にポジションを奪われて1コーナーへと進入した。この直後、中嶋の真横で大きなアクシデントが発生する。

中嶋はオリベイラ選手、そしてスタートを失敗していたロッテラー選手とスリーワイドで1コーナーを立ち上がったが、この時にオリベイラ選手とロッテラー選手が接触。ロッテラー選手と伊沢選手のマシンがオリベイラ選手のマシンの上を飛び越える形となった。この時、スピンしたオリベイラ選手のマシンは中嶋のマシンにも接触していたが、間一髪クラッシュを免れた中嶋はなんとか10位でオープニングラップを終えた。

件のアクシデントによって導入されたセーフティカーは4周目までコース上にとどまり、レースは5周目に再開された。レースが再開されると、中嶋は前を走るリウッツィ選手を攻め立てた。1コーナーへの進入で真横に並ぶ場面も見られたが、リウッツィ選手の巧みなブロックに阻まれてしまう。

中嶋にとって転機となったのは塚越選手のクラッシュによって15周目から導入された2度目のセーフティカーだった。その他大半の選手と同じく、このタイミングでピットストップを行なった中嶋は、タイヤ2本交換と給油のみの素早い作業によって、リウッツィ選手の前に出ることに成功。各陣営がピットストップを終えた段階で中嶋の順位は見た目上10位となったが、まだピットストップを終えていない選手もいたため、実質の順位はもっと上位といえた。

21周目には、セーフティカーが解除されると同時に前を走る石浦選手との間合いを詰めることに成功。1コーナーで一気にオーバーテイクし、9位まで浮上した。さらに中嶋は、前を走る山本選手の背後に付けチャンスを窺った。すると23周目、S字コーナーで7位を走る中山友貴選手と山本選手のラインが交錯し2台は失速。これを中嶋は上手くすり抜け、一気に7位まで浮上した。

7位となった中嶋は良いペースで周回を重ね、前を走るロシター選手との差をどんどん詰めていった。レース中盤から終盤にかけてロシター選手、中嶋、石浦選手、山本選手の4選手が一団となって緊張感を保ったまま周回を重ねていくが、ミスを犯す選手はおらず、中嶋もオーバーテイクのチャンスを見出せずにいた。

2度目のセーフティカーの際にピットストップを行なっていなかった国本選手と中山雄一選手は最後の最後までピットストップを引き延ばしていたが、結局国本選手は59周目に、中山雄一選手は65周目に給油のためピットストップを行なった。これで中嶋は労せず5位に浮上。惜しくもロシター選手を攻略することは出来なかったものの、5位で68周のレースを走り切り、今季初となるポイント獲得を果たした。

中嶋大祐コメント

今週末は走り出しの状態が良くなく苦労しましたが、なんとかポイントを獲ることが出来て良かったです。レース中はメカニックがピットストップを頑張ってくれて助かりました。レース中、マシンの調子は良かったのですが、セットアップについてまだ完全に理解出来ているわけではないので、鈴鹿向けて改めてエンジニアと準備を進めていきます。