日付：2014年11月15日(土)
天候：晴れ
予選結果：Q1：4位／Q2：6位
日付：2014年11月16日(日)
天候：晴れ
決勝結果：14位
決勝概要
今年も栃木県のツインリンクもてぎを舞台にスーパーGTの最終戦が行なわれた。前戦に続きQ2進出を果たしたEpson Nakajima Racingは6番手グリッドを獲得。スタートドライバーは中嶋が担当した。
今シーズン最後のレースを上位入賞で飾るべく、まずは好スタートを決めたい中嶋だったが、フォーメーションラップ中のバックストレートでまさかのトラブルが発生。ブレーキが過熱によって制動力を失ってしまったのだ。制動力を欠いた中嶋は、スタート直後の3コーナー進入でコースアウトを喫し一気に最後尾まで転落してしまう。さらにブレーキの冷却に時間を要したことから、オープニングラップを終えた段階で前方グループとは大きく差が開いてしまった。
これで万事休すかと思われたが、ダンロップタイヤを履くEpson NSX CONCEPT-GTはここから高いパフォーマンスを発揮。3周目にはこのレースのファステストラップとなるタイムを記録するなど、中嶋は激しい追い上げを見せ、6周目には14位、7周目には13位、8周目には12位、そして9周目には11位と次々に順位を上げていった。20周目を過ぎるとピット作業を行なうライバル勢も現れる中、中嶋はピットインの指示が出た22周目の1コーナーでENEOS SUSTINA RC Fをパスし事実上の10位までポジションを上げた。
ピット作業を終え、中嶋からバトンを受け取ったバゲット選手は11位でレースに復帰。全チームがピット作業を終えたタイミングで再びポイント圏内の10位へと返り咲いた。
バゲット選手は順調に周回を重ね、ポイント獲得はほぼ確実かと思われていたが、レース終盤に予期せぬトラブルが発生してしまう。40周目に突如ターボ関連の配管が破損し、エンジンパワーを失ってしまったのだ。チームは何とか修復作業を行なったが、ここで5分ほどを要したためトップから4周遅れの14位までポジションを落としてしまう。
バゲット選手は最後まで諦めずにプッシュしたが、これ以上のポジションアップは叶わず。14位で今シーズン最後のレースを終えた。
中嶋大祐コメント
望んでいたような結果でレースを終えることができず残念です。フォーメーションラップの最中にブレーキをオーバーヒートさせてしまい、スタート直後の3コーナーで減速できずコースアウトしてしまいました。自分のミスなので、チームに対して申し訳なく思います。ただ、その後のペースはとても良く、再びポイント圏内まで追い上げることができました。第2スティントでは別のトラブルもあってポイント獲得はなりませんでしたが、ファステストラップを記録できたことは今後に向けて大きな弾みになると思います。今シーズン、ダンロップさんのタイヤの進化は素晴らしく、常に上位を争える準備が整ったと思います。
中嶋大祐コメント
今回もQ2への進出を果たし、上位で予選を終えることができて良かったです。ノーハンデのドライコンディションでこのようなポジションを獲得できたことは自分たちにとってとても大きなことです。Hondaさん、ダンロップさん、そしてチームの努力に感謝しています。明日もミスなく戦って、多くのポイントを獲得できるようにしたいです。