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Top > RACE > レースレポート > 2015年 スーパーフォーミュラ 第3戦 富士スピードウェイ

レースレポート

QF: 3rd RACE: DNF 予選3位となるも、
無念のリタイヤ

DAISUKE'S REVIEW

スタート直後の1コーナー、ミラーでイン側の混戦模様を確認した僕は接触のリスクを避けるため、あえて大回りのラインを選択しました。マシンの右リアに衝撃を感じたのはその直後でした。右方で玉突き状のアクシデントが発生し、その割を食ったカーティケヤン選手の追突を受けてしまったのです。この影響で右リアのタイヤがパンクし、一気に最下位までポジションを落としてしまいました。さらにこの接触の影響が尾を引く形で8周目にはマシンに電機系のトラブルが発生し、早々のリタイアに終わりました。
今回の予選では久々にQ3進出を果たし、表彰台獲得に向けて絶好のグリッドを確保していました。そんな時に限ってなぜ、という気持ちでいっぱいでしたが、この接触の遠因は自分のスタートにもありました。実はスタートの際、レッドシグナルが消灯しようとしているまさにその瞬間、突如ステアリングディスプレイにエンジン関連の警告灯が表示されたのです。この警告灯に気を取られている間にシグナルへの反応がわずかに遅れ、クラッチの操作も雑になってしまいました。このためわずかに出足が鈍り、先述の“危険地帯”に自らの身を投じることになってしまったのです。リプレイ映像を見ると、接触に巻き込まれていなければ4位で1コーナーをクリアできていたと思うので、残念でなりません。レースの難しさを改めて実感させられるアクシデントでした。
今シーズン、ここまで最も大きな課題となっていたのは予選でのパフォーマンスの低さでした。今回の予選結果を見ると一見改善されたように思えますが、今回は予選が終始ウェットコンディションであったため参考になりません。僕たちの課題克服に向けた準備の成果は、次回ドライコンディションで予選を行う時にご覧いただけると考えています。


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