RACE

RACE
Top > RACE > レースレポート > 2015年 SUPER GT 第3戦 BURIRAM SUPER GT RACE

レースレポート

QF: 5th RACE: 11th 速さを見せるも、トラブルに泣く

DAISUKE'S REVIEW

今回のラウンドはとにかくアップダウンの激しい内容になりました。
まず公式練習では、開始間もなくマシンに排気系のトラブルが発生し、予定していたメニューをほとんど消化できませんでした。とはいえマシンとタイヤのパフォーマンスの高さは確認できていたため、予選に対しては自信を持っていました。
しかし、今度は予選Q1出走直前にマシンの電源にトラブルが発生。エンジンがなかなか始動せず、大幅に時間を失いました。セッション終了間際になってなんとか走り出すことができましたが、自分に与えられたチャンスは1周のみ。本来はタイヤのウォームアップのため最低でも2周は必要です。さすがに厳しいか…と思いながら必死でアタックをしました。その結果、ギリギリQ2進出圏内となる8番手タイムを記録。9番手との差はわずか0.011秒。タイヤの良さに助けられました。続くQ2ではバゲット選手が公式練習で走行できなかったハンデを跳ね返し、見事5番手グリッドを獲得しました。今回のマシンとタイヤの実力を考えると、もっと上のグリッドを狙えたというのが正直なところですが、この日発生した2つのトラブルを考慮すると、胸を張るべき予選結果だったのではないかと思います。
土曜日の内容を振り返ると、公式練習で出鼻をくじかれながらも予選で起死回生の上位グリッド獲得。決勝に向けた流れは決して悪くないように思われました。しかし、結果は実質3戦連続のリタイヤ(※リザルト上は11位完走扱い)。なかなか物事がうまくかみ合いません。
レース序盤のバゲット選手の接触については、まだ60周も残っていたのだからそんなに焦らなくても…という気持ちがないといえば嘘になりますが、やはりああいった場面で仕掛けてこそレーシングドライバーですし、仕方のないアクシデントだったと思います。
好調でありながら、結果が出ない。チームの皆がそれぞれ種々の悔しさを抱えていますが、そう遠くはないタイミングで結果につながると信じています。今は次のレースが待ちきれません。


》Epson Nakajima Racingプレスリリースはこちら