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Top > RACE > レースレポート > 2015年 SUPER GT 第4戦 FUJI GT 300km RACE

レースレポート

QF: 14th RACE: 11th 速さを欠き、厳しいラウンドに

DAISUKE'S REVIEW

予選、決勝ともに前回のような速さを発揮することができず、終始苦しい内容となりました。予選では残念ながら僕の出番はなかったため、このレビューでは決勝の内容を振り返りたいと思います。
今回僕は第1スティントを受け持ちました。スタートは決して成功とは言えない出来でした。1コーナーでは前走車に連なる形でイン側のコンサバなラインを取ったところ、外側から19号車に追い越されてしまいました。14位スタートで1台に追い越されたということは、クラス最下位を意味します。この不名誉な状況を一刻も早く変えたい気持ちでしたが、今シーズンこれまで一度も完走できていない僕たちに無用な接触は許されません。自分自身にレースは長いぞと言い聞かせ、できるだけ冷静にいようと努めました。
その甲斐もあってか、ノーミスでレースを進めつつ要所ではオーバーテイクを決め、11位で第2スティントのバゲット選手にバトンをつなぐことができました。僕にとって心残りだったのは、19号車を最後まで攻略できなかったことです。特に、第1スティントの中盤以降はペース的には明らかにこちらの方が良かったのですが、19号車と僕たち64号車とではそれぞれ得意な部分が異なり、ラップタイム上の優位をオーバーテイクにつなげることができませんでした。
第2スティントではバゲット選手が仇を討ってくれるのではないかと期待していたのですが、思ったよりもペースが上がらず、残念ながら前を追い詰める展開にはなりませんでした。後から確認したところ、ブレーキが過熱してしまう症状に悩まされていたようです。この原因は、コース上に落ちているタイヤかすがブレーキの冷却ダクトを塞いでしまったことでした。
結局64号車は第1スティント終了時と同じ11位で66周のレースを走りきりました。一応今シーズン初の完走ではありますが、またしてもポイント獲得はなりませんでした。上位で戦える競争力を発揮できないまま週末が終わってしまい残念ですが、チームもダンロップさんも、そしてもちろんドライバーも高いモチベーションを維持しています。次の鈴鹿では再び第3戦のような速さをお見せできるように頑張りますので、ご声援をお願いします。


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