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Top > RACE > レースレポート > 2015年 SUPER GT 第5戦 44rd International SUZUKA 1000km

レースレポート

QF: 3rd RACE: 9th 一時トップ走行も、9位に終わる

DAISUKE'S REVIEW

 結果は残念ながら9位でしたが、前回とは異なり速さをアピールできたラウンドになりました。
 予選では、ドライコンディションとしてはチームにとって久しぶりの好結果である3番手を獲得できました。朝の公式練習の結果だけを見れば当然の結果に見えたかもしれませんが、僕自身は公式練習中に予選と同じ条件でのアタック練習をできていなかったので、内心ヒヤヒヤでした。
 このような事情もあり、Q2のアタック直後に自分のラップタイムを見たときはどちらかというと安堵の気持ちが強かったのですが、トップとの差が0.1秒強しかなかったと思うとやはり悔しくなるのがドライバーというものです。日頃から全力でサポートしてくれているダンロップさんのためにも一定の成果を示すことができて嬉しい気持ちと、トップまであと少しという悔しい気持ちが入り混じる複雑な予選になりました。
 決勝は目まぐるしくコンディションが変わる難しいレースになりました。そんな中、スタート直後にはバゲット選手が見せ場を作ってくれました。一気にトップまで浮上すると、一気に2番手に対して数秒のリードを築いたのです。スタンドの歓声がピットまで聞こえてきて、僕も気合いが入りました。
 しかしながら6周目を過ぎるとコースのコンディションに対してタイヤが合わなくなり、急激にタイムを落としてしまいます。ポジションも19周目には12位まで落ちてしまいました。優勝争いをしていたはずが一転、ポイント獲得も危ぶまれる展開になりました。
 スタート直後の好調を考えると、突然の失速に冷静さを失ってしまいそうな状況でしたが、今回は長いレース。その後はチームもドライバーも気持ちを上手く切り替え、冷静にレースを戦うことができました。
 9位という結果に関しては、もちろん予選やスタート直後のトップ快走を考えれば満足いくものではありませんが、今シーズンはトラブルが多く完走もままならない状況が続いていたので、少しホッとした気持ちもあります。この結果をステップにして次回はもっと力強い戦いをお見せしたいです。


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