今シーズンのSUPER GTもついに最終戦を迎えました。今回は土日を通じて予選と決勝をそれぞれ2回ずつ行うという変則的なスケジュールでした。これは、4月に発生した熊本地震の影響でキャンセルとなったオートポリス戦の代替戦が土曜日に組み込まれたためです。
個人的にも今年最後のレースということで、なんとか良い結果を残したいという気持ちでしたが、両レースともに厳しい結果に終わってしまいました。
今シーズンを振り返ると、最初から最後までタイヤ開発の方向性に一貫性を持たせられないまま終わってしまったという印象です。チームとダンロップさんは最後まで互いに協力して努力を続けましたが、一度狂ってしまった歯車を元に戻すことはできませんでした。何か一つに明らかな原因があるというよりは、様々な要素が重なってそのような状況になってしまったのですが、昨年までは順調に進化をし続けることができていただけに、今年その進化の流れが一旦停止してしまったことが残念でなりません。
不甲斐ないレースが続いてしまい申し訳ありませんでしたが、一年間応援をしてくださった皆さんには本当に感謝をしています。どうもありがとうございました。