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Top > RACE > レースレポート > 2016年 スーパーフォーミュラ 第2戦 岡山国際サーキット

レースレポート

QF: 10th RACE: 7th 大雨で赤旗終了となる中、7位入賞

DAISUKE'S REVIEW

 第2戦の舞台となる岡山では、これまで苦戦が続いていました。今年の合同テストでも、鈴鹿でのトップタイムという結果とは対照的に、岡山では下位に沈みました。しかし、僕たちは鈴鹿での開幕戦でヒントを見つけ、岡山により適したセットアップを考えることができていたため、このレースが楽しみでした。
 実際に走ってみると、予想通りマシンの動きはとても良くなり、金曜日の専有走行では3番手、土曜日のフリー走行1回目では7番手と、これまでよりも大幅にポジションを上げることができました。タイヤのコンディション的には決して良いとは言えない中での結果だったので、仕上がりは上々と言えました。
 それを考えると、予選での10位という結果はいささか期待外れでした。僕たちは予選で初めて新品タイヤを使ったのですが、予想以上にグリップが低く、フリー走行までとは挙動が大きく変わってしまいました。そんな中でもQ1は5番手で終えることができていたのですが、グリップアップを狙ったセットアップ変更をして臨んだQ2ではバランスがわずかに崩れてしまったことに対応しきれず、10番手に終わりました。
 ただ、10番手とは言ってもトップとの差は0.295秒、Q3進出ラインとなる8番手との差はわずか0.024秒でしたので、これまでと比べると、大幅に進歩できたことは間違いありません。本当にわずかな差ですが、これがスーパーフォーミュラの戦いなので、ドライビング、セットアップ共にさらに引き出しを増やして対応力を上げられるように努力を続けなければなりません。
 決勝は大雨の影響でセーフティカー先導のまま終了という、来場していただいた観客のみなさんにはなんとも申し訳ない結果となってしまいました。しかし、コンディションは非常に悪かったので、赤旗が出たのは正しい判断だったと思います。
 セーフティカー先導のままレースが終了となった場合、本来であればポジションは変動しないはずです。しかし今回は給油タイミングの関係で2台がギャンブル的にピットへと入ったことと、1台がトラブルでリタイヤとなった影響で、3つもポジションが上がり7位入賞という、珍しい結果となりました。喜ぶべき結果かどうかはわかりませんが、開幕戦では不運に見舞われたので、これでなんとなくバランスが取れたのかもしれません。
 今シーズンはまだ一度もスッキリとレースを戦えていないので、個人的には次の第3戦が開幕戦というような気持ちでいます。次戦も精一杯頑張りますので、ご声援宜しくお願いします。


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