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Top > RACE > レースレポート > 2017年 SUPER GT 第3戦 AUTOPOLIS GT 300km

レースレポート

QF: 4th RACE: 11th 今シーズン最上位グリッドを獲得も、決勝では苦戦

DAISUKE'S REVIEW

 熊本地震の影響で昨年はオートポリスのレースがキャンセルとなったため、今年のレースが待ち遠しい思いでした。宿泊しているホテルからサーキットまでの道のりでも、未だに地震の爪痕が癒えない建物があり、被害の甚大さを改めて実感しました。
 レースの内容に話題を移しますが、予選では今シーズン最上位グリッドとなる4番手を獲得することができました。正直なところフリー走行ではあまり感触が良くなかったのですが、予選のコンディションにマシンを上手く合わせることができたと思います。
 僕自身は新品タイヤを使うのは予選が初めてだったので、ぶっつけ本番で色々と不安がありましたが、Q1を走った武藤選手のアドバイスのおかげで力を出し切ることができました。何より、タイトなQ1でミスが許されない状況の中Q2につないでくれて、予選アタックをするチャンスをもらえたことを感謝しています。
 ポールポジションを獲得した100号車とは差が大きく、100%満足のいく結果ではありませんでしたが、新たなチャレンジをしている自分たちにとっては喜ぶべき結果だったと思います。
 予選とは一転して、決勝は厳しい結果に終わってしまいました。第1スティントを担当した武藤選手は5番手で順調に周回を重ねていました。レースも折り返しが近づき、ピットストップのタイミングが迫る中、僕たちはマシンのバランスを考慮してリアタイヤ2本のみを交換することを決めました。しかしこの結果、予想したよりも大幅にアンダーステアになってしまい、ペースを保つことができませんでした。さらにはピックアップの症状まで出てしまい、非常に苦しかったです。
 なんとかペースを改善しようとドライビングも試行錯誤したのですが、万事休すで11番手までポジションを落としてしまう形となりました。結局レース終盤に2回目のピットストップを行い、今度は4本のタイヤを交換してチェッカーまで走り切りました。
 結果論ではありますが、今回に関しては、タイヤは4本交換の方が戦略としては正しかったかもしれません。ですが、僕たちにとってはこれも新しい経験なので、収穫ととらえています。
 次の第4戦は7月で少し時間がありますので、その間のテストで色々なことを試し、決勝でも力強く戦えるように準備を進めたいと考えています。引き続きご声援を宜しくお願いします。


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