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Top > RACE > レースレポート > 2017年 SUPER GT 第4戦 SUGO GT 300km

レースレポート

QF: 5th RACE: 6th 今シーズン波乱のレースを力強く戦い今期最上位フィニッシュ

DAISUKE'S REVIEW

 第4戦の舞台であるスポーツランド菅生はヨコハマタイヤが得意としているサーキットの一つです。僕たちは優勝を狙って、気合十分でサーキットへと入りました。目まぐるしく変わる天候やセーフティカーのタイミングに翻弄され、期待通りの結果を残すことはできませんでしたが、予選決勝を通して力強く戦うことができて印象的なレースとなりました。
 今回の予選では僕がQ1を担当しました。正直なところ公式練習よりも感触的にはイマイチだったのですが、アタックを終えてみると公式練習からは1秒ほどタイムを上げることができて、3番手で武藤選手にバトンをつなぐことができました。
 Q2は5番手でした。Q1からQ2にかけてアンダーステアの対策としてセットを変更したのですが、結果的にこれがアンダーステアを悪化させてしまい、思うようにタイムを伸ばすことができませんでした。
 決勝はウェットからドライ、そしてまたウェットと、コンディションが目まぐるしく変わる難しいレースになりました。第1スティントは武藤選手。序盤のペースは非常によく、一気に2番手まで浮上しました。ただ、僕たちの選択したタイヤは雨量少ないコンディションには適さなかったようで、コース上が乾いてくるに従って徐々に順位を落としてしまう形になりました。30周目には8番手までポジションを落としてしまい、本来は早めにピットへと入ってタイヤを変えたいところでしたが、まだスリックタイヤを使用するにはタイミングが早く、武藤選手は結局38周目まで苦しい状況での走行を強いられました。
 38周目にピットストップを行い、ドライバー交代と給油、スリックタイヤへのタイヤ交換を行いました。この直後、セーフティカーが導入され、僕たちにとって非常に有利な展開となりました。が、レース再開から1周でまたしてもクラッシュ発生でセーフティカーが導入。わずかなタイミングの違いで僕たちは実質1周遅れとなってしまいました。この辺りの細かい状況は、いまだに理解できていませんが、レギュレーション通りにレースが運営された結果なので、仕方ありません。
 第2スティント開始時点で10番手だった僕たちですが、ピットのタイミングとセミウェット状態でのタイヤのグリップが良かったおかげで、一時は4番手までポジションを挽回することができました。しかしその後は柔らかいタイヤを選んだことが裏目に出てしまい、6番手までポジションを落としたところでチェッカーとなりました。結果論を言えばワンランク固いタイヤを選んでいた方が良かったかもしれませんが、全体的に見れば悪くない戦いをできたと思いますし、タイヤ選択も含め、今後に活きるレースをできたと考えています。ご声援ありがとうございました。


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