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Top > RACE > レースレポート > 2017年 SUPER GT 第5戦 FUJI GT 300km

レースレポート

QF: 12th RACE: DNF 他車との接触によりリタイヤ

DAISUKE'S REVIEW

 第2戦から約3ヶ月ぶりに富士スピードウェイへと戻ってきました。第2戦は週末を通して速さがなく苦しい内容だったので、チーム全員で今度こそという意気込みでした。
 今回、予選のQ1は武藤選手が担当しましたが、残念ながら12番手でQ2進出はなりませんでした。セクタータイムを見ると、実力的にはQ2進出圏内だったのですが、タイヤを温めている最中のトラフィックの影響がありベストのタイミングでタイムアタックができなかったことが結果に響いてしまいました。
 決勝は第1スティントを武藤選手が、第2スティントを僕が担当しました。武藤選手はスタート直後にポジションを上げ、さらなるポジションアップを期待させる立ち上がりとなりました。がしかし、リアのグリップ不足に悩まされてペースダウン。その後は13番手までポジションを落としてしまう形となりました。苦しい状況の中、12番手を走る1号車には食らいついていたのですが、ポジションを取り返すことはできず、32周目にルーティンのピットストップを行いました。
 僕たちのピットストップは周りのライバルよりも素早かったのですが、最終コーナー付近で長い区間に渡ってイエローフラッグが提示されていた影響で、ピットストップを終えた直後の100号車や46号車からポジションを奪われてしまいました。しかし、その後すぐに2台抜き返すことに成功し、11番手までポジションを挽回しました。
 すぐ前には同じヨコハマタイヤを履く19号車がおり、さらなるポジションアップを目指して全力でプッシュしました。感触は悪くなく、ここからというところだったのですが、36周目の100RでGT300クラスの車両をインから抜こうとしたところ、相手がこちらの存在を認識していなかったようで接触し、スピンしてしまいました。このスピンによって大幅にタイムロスをしましたが、そればかりか、フロントのスポイラーを大きく破損してしまい、走行の継続を諦めざるを得ませんでした。修復には長い時間がかかるとのことで、チームはリタイヤを決めました。
 接触の相手に対しては危険行為でペナルティが出たため、客観的に見れば相手に非があったのかもしれませんが、いかなる状況であれ接触を避けるのもドライバーの仕事なので、チームに対しては申し訳なく思っています。後味の悪い終わり方となってしまいましたが、ポジティブに考えれば次戦、長丁場の鈴鹿1000kmにウェイトが軽い状態で臨むことができます。バトン選手の力も借りて、より力強く戦うことができるように精一杯頑張りますので、ご声援を宜しくお願いします。


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