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Top > RACE > レースレポート > 2017年 SUPER GT 第6戦 SUZUKA 1000km

レースレポート

QF: 9th RACE: 12th 度重なるペナルティやタイヤトラブルに見舞われ12位に終わる

DAISUKE'S REVIEW

 今回で46回目となる鈴鹿1000kmも今年が最後ということで、例年にも増してたくさんの方がサーキットに足を運んでくださいました。さらに僕たちチーム無限には第3ドライバーとして2009年のF1チャンピオンであるジェンソンバトン選手が加わったことで、ピット裏は常に黒山の人だかりでした。
 予選Q1はバトン選手が担当しましたが、惜しくも9番手でQ2進出を逃しました。デグナーでスロー走行をしていた車両に引っかかったことでタイムロスがあったのですが、それさえなければQ2には進出することができていた素晴らしいアタックでした。
 決勝は僕からスタートし、第2スティントをバトン選手、第3スティントを武藤選手が担当、第4から第6スティントまで同様の順番で走行しました。
 スタートは久しぶりで少し緊張しましたが、ヨコハマタイヤの温まりの良さにも助けられ、まずは1コーナーで37号車を抜いて8番手にポジションアップ。さらに序盤のうちに100号車も攻略し、7番手まで浮上しました。長いレースの最初のスティントですので、基本的には安全第一でしたが、途中でペースが落ちた24号車やアクシデントで交代した46号車もあり、気づけば5番手までポジションを上げることができました。その後多少のグリップダウンはありましたが、タイヤの状況は悪くなく、終始安定したペースで第1スティントを終えました。
 第2スティントではバトン選手もアウトラップからプッシュして、ピット作業を終えた12号車をオーバーテイクしてくれました。これで一気に表彰台の可能性も高まりましたが、好事魔多し。ピットアウトする際にチームに判断ミスがあり、後ろから来ていた車両と接触しそうになったことが原因でドライブスルーペナルティを受けてしまいました。これで11番手まで一気にポジションを落としてしまいます。
 まだ長いレースで十分に挽回のチャンスはあったのですが、結果的に一旦悪くなってしまった流れを変えることはできず、その後は2度のタイヤトラブルに見舞われるなど、厳しいレースになりました。結局、トップからは2周遅れの12位に終わりました。
 僕自身は散々な結果でしたが、このレースでは古巣のEpson Nakajima Racingがなんと10年ぶりとなる優勝を果たしました。ドライバー個人としてはもちろん悔しいですが、チームやダンロップさん、バゲット選手と松浦選手の苦労を知っているだけに、特別な気持ちになりました。僕も負けていられないので、ヨコハマさんが得意としている次戦のタイではなんとか良い結果を残せるようにしたいです。


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