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Top > RACE > レースレポート > 2017年 スーパーフォーミュラ 第1戦 鈴鹿サーキット

レースレポート

QF: 9th RACE: 7th トラブルを抱えるも戦略の妙で7位入賞

DAISUKE'S REVIEW

 今シーズン、僕自身の体制は変わりませんが、チームは新しい冠スポンサーである日本TCSさんを迎え、チームメイトも新しくカーティケヤン選手へと変わりました。新鮮な雰囲気の中で開幕戦を迎えました。
 予選では、わずか0.03秒差でQ3進出を逃して9位となりました。朝のフリー走行の結果からトップ争いは厳しいと覚悟はしていましたが、それでもなんとかQ3進出は果たしたかったので悔しい気持ちで一杯でした。ベストを尽くしたという気持ちもありますが、先述の通り8位との差はわずか0.03秒ですので、タラレバを挙げればキリがありません。
 決勝は正しい戦略と完璧なピット作業のおかげで2つポジションを上げて7位入賞となりました。この結果をもたらしてくれたエンジニアとメカニックに感謝しています。今回はレギュレーションで1本以上のタイヤ交換が義務付けられていましたが、僕たちは1周目にピットへと入り、右フロントのみ交換することを選びました。これで関口選手とガスリー選手の前に出ることに成功し、最後まで7位のポジションをキープする形となりました。
 外から見ると単調なレースに見えたかもしれませんが、実はレース開始直後からギアボックス関連のトラブルが出ており、シフトダウンが上手くできない症状に苦しめられていました。この影響でヘアピンやシケインといった場所ではかなり妥協をしなければならなかったため、タイムにも大きな影響がありました。これがなければさらに上位に食い込むチャンスがあったと思うので残念ですが、逆に言うとこれだけのトラブルがありながら7位をキープできたことは大きな収穫で、決勝中のマシンパフォーマンスに対しては自信を持つことができました。
 今回予選に関しては課題が残りましたが、決勝中の感触はこれまでにないほど良好で、今後のレースが待ちきれない気持ちでいます。引き続き優勝を目指して頑張りますので、ご声援をよろしくお願いします。


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