DAISUKE NAKAJIMA　中嶋大祐オフィシャルウェブサイト

3月17〜18日、フォーミュラチャレンジ・ジャパン第1戦・第2戦が行われましたので、レース結果をご報告いたします。

レースウィーク金曜日の練習走行では、予選・決勝の為にできるだけタイヤを温存しておきたいと考えてあまり走らないようにしたものの、1回目のセッションでは4番手、2回目にはトップタイムをマークでき、レースに向けて手ごたえを感じることが出来ました。 翌土曜日の午前中に、15分の予選が2回行われました。まずは1回目の予選。コースインして3周目に2分2秒027のタイムを出し、トップに立ちました。その後はタイムを削ることは出来なかったのですが、他に上回るドライバーが出てこず、第1戦のポールポジションを獲得できました。 コンディションも良く、1秒台を出したかったので物足りなかったのですが、乗り方でまだまだ詰められると思い、予選の2回目に臨みました。

2回目は、タイムを上げている途中で赤旗中断になってしまい、再開後は計測2周目でトップタイムを出しましたが、最後の最後で逆転され、フロントロー、2番手グリッドとなりました。 第1戦の決勝では、スタートで少しホイールスピンをしてしまいました。しかしエンジンストールしないように気をつけるためには、少しのホイールスピンは覚悟していたので、ほぼ予想通りのスタートという感じでした。

スタートからずっと、トップで走ることは出来ましたが、小さなミスを毎ラップしてしまい、それがいくつか重なった周には2位のマシンに近づかれてしまいました。最終ラップの後半で、一気に差を詰められてしまいましたが、それでも、何とかトップを守ったまま走りきろうと思い、シケインでブロックしきれた後は気持ちに余裕を持ってゴールできました。 翌日第2戦の決勝では動き出しは昨日より良く、前に出られそうだったのですが、ポールポジションからスタートした選手にけん制されて、ポジションを上げられませんでした。なんとかトップに立とうと頑張ってはいたのですが、昨日のレースと同じように細かいミスが多く、あるポイントでは差が詰まっても1周回ってきてみると少しずつ離されていくという状況でした。13周目のシケインで後ろのマシンに抜かれそうになり、押さえようとして右のフロントが少し接触してしまい、バランスがおかしくなってしまいました。それでペースを上げられず、シケインではなんとかポジションをキープしたのですが、その後徐々に落ちてしまいました。15周目に右フロントタイヤをロックさせてしまい、ストレートでスピン、そのままリタイヤとなってしまいました。

今回の2レースでは、技術どうこうという面よりも、精神的にまわりに負けてしまって、タイムが安定しないレース展開になってしまったことが反省点として残りました。 開幕レースで優勝はしましたが、落ち着いて走っていればもっと差を広げて勝てたと思いますし、2レース目ではライン取りは上手くなったと思いますが、タイムが安定しなくては相手を追い詰めてミスを狙って抜いていくという一連の流れが作れず、2レース目のような展開になってしまうので、もっとメンタル面を強くしなければ、と感じました。

次回は富士スピードウェイでのレースになります。まだ走り慣れていないコースですが、早くコースを攻略して、今回の反省点「レースラップの安定」を課題に、優勝を狙って行きたいと思います。今後ともご支援よろしくお願いいたします。