DAISUKE NAKAJIMA

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データシート

2007年フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)

第3戦&第4戦・富士スピードウェイ・フォーミュラニッポン第1戦

距離:4.563km×15周+21周
第4回公式合同テスト :3月30日 曇り時々晴れ・観衆  − 人( 未発表 )
公式予選&第3戦決勝 :3月31日 曇りのち晴れ・観衆  8,200人( 主催者発表 )
第4戦決勝      :4月 1日 晴れ    ・観衆 19,300人( 主催者発表 )

第4戦富士 2度目のポールto ウイン!

第3回予選 14位  第4回予選 1位
第3レース 13位  第4レース1位

富士スピードウェイの第4戦の予選はポールポジション

第4戦は2度目のポールtoウインを達成!

第3戦はスタートで6位までポジションを上げるも、
最終周で追突されて13位まで後退

第4戦のコースイン前。気合を入れる。

3月31〜4月1日にかけて、フォーミュラチャレンジ・ジャパン第3戦・第4戦が行われましたので、レース結果をご報告いたします。 今回は木曜・金曜と2日間のテスト走行があり、木曜日はドライコンディション、金曜日はウェットコンディションと異なる状態でのテストができました。開幕前の合同テストでは、この富士で全くいいところが出なかったので、まずはその状態から挽回できるよう走りましたが、いいタイム、いい感触の持てたセッションもあれば、まったく方向の見えなくなってしまったセッションもありと、本番に向けての直前テストとしては、あまり充分とはいえない2日間となってしまいました。しかし、このレースウィークでは決勝に雨が降るという予報も出ていたので、テストの時点でウェットコンディションを経験できたのは、レースに向けてのプラス要因になりました。 土曜日最初の公式セッションが、FCJの公式予選です。15分のセッションを行い、10分のインターバルを置いてもう1セッション行われます。1回目のセッションでは、昨日までのテストをふまえてタイヤのエアー圧を変えてみたのですが、あまりいい策ではなく、14番手にとどまってしまいました。インターバルの10分間のうちに頭を切り替えて、2回目のセッションでは別のトライで試したところ、コンディションに合っていたようでいいタイムを出すことが出来ました。 計測3周目で出したタイムがその時点でのトップタイムになりました。その後、一度赤旗が出たため予選は中断、残り5分で再開し、もう少しタイムを削れるよう走りましたが、最終的にタイムを更新できませんでした。しかし、周りも同じようにタイムが上げられず、このセッションではトップタイムを獲得、第4戦の決勝はポールポジションからのスタートが決定しました。

第3戦の決勝は、スタートでトラブルの出たマシンがあったため、1周減算された14周のレースになりました。 スタートでは前の方が混乱している中を上手く抜けられて、14番手スタートから1周目で6番手にまでポジションを上げることができました。今回のレースでは、予選1回目から日曜日の決勝まで同じタイヤを使わなければならないため、ポールポジションからスタートする明日のレースのために、フロントタイヤをいたわりながらレースを走っていました。前を走るマシンとの差もいくらかあり、後ろは2台ぐらいで争っていたので、このまま押さえきれて6位というポジションキープでいけると思っていたのですが、最終ラップに入った1コーナーで、止まりきれなかった後ろのマシンに追突されてしまいました。 幸いにもコースに復帰は出来たのですが、ポジションを大きく落とし、13位でのゴールとなりました。今回のレースはここまでの3戦の中で調子のよいレースだっただけに、後ろからの追突というアクシデントで順位を落としてしまったのはとても悔しかったのですが、その悔しさを明日にぶつけて、絶対にポールから2勝目をとろうと思いました。 第4戦決勝では、上手いスタートが切れてポールのままポジションキープできました。後ろについてきたのは第3戦で優勝した国本京佑選手で、昨日彼のロガーデータを見たところレース後半に入ってもペースが速く、前にいても全然余裕のないままレースを走っていました。3周目辺りで大きくミスをしてしまい、「これで追いつかれた!」と思ったのですが、そのときに国本選手が前に出てくる気配が見られず、次の周では頑張って差をつけることができ、ここから精神的に少し楽な気持ちで走っていけるようになりました。 その後、レース後半になってきて後ろのペースもあまり上がらなくなり、1秒以上の差が付くようになると、落ち着いてレースが出来るようになりました。コース前半のセクションでは僕の方が速く、後半セクションでは相手のほうが速いのは分かっていたので、少し近づかれても「前半で離せるから大丈夫だ」と自分に言い聞かせながら走りました。 今回は金曜日の走り始めの状態が非常に悪く、がけっぷちの状態でレースが始まったという感じでしたが、予選の2回目から上手く流れが来たような気がします。前回の反省点だった「レースラップの安定」という点でも、多少克服できましたし、何より勝てて良かったです。 次回のもてぎでも勝ち星を挙げられるよう、頑張りたいと思います。今後ともご支援よろしくお願いいたします。