中嶋大祐 FNドライバーオーディション
PIAA NAKAJIMA ローラ・ホンダ セッション1 ウエット 1’23.393 セッション3 ドライ 1’08.819
F3・FNの最終戦が終わった菅生で、 翌日FNドライバーオーディションが開催された。
大祐選手は、PIAA NAKAJIMA 31号車での走行。
1回目の走行はウエットとなるが、2回目の走行はドライ。
カルロ・ヴァン・ダム選手とベストラップを更新しあう。
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN)の08年シーズン最終戦が行われたスポーツランド菅生で、まだ余韻の冷めやらぬ22日、FNレースを統括する(株)日本レースプロモーション(JRP)の主催により、2008年ドライバーオーディションが開催された。
Honda TODA RACINGから08年全日本F3選手権に参戦してきた中嶋大祐も、このドライバーオーディションに参加。PIAA NAKAJIMA RACINGのFNマシンをドライブすることになった。
デビューシーズンとなったF3では、シングルエントリーのために走行データをチームメイトと比較することもできず、初のF3マシンをセットアップするのにてこずってしまい、結果的にはランク下位に沈んでしまっていたが、時折、その才能の一端を見せ付けるケースも少なくなかった。
今回、中嶋がドライブしたマシンは、前日のFN最終戦でロイック・デュバル選手がベストラップを叩き出した31号車。セッションは3回。1回目が午前9時から10時。2回目が午前12時から午後2時、そして3回目が午後4時から5時。計4時間のうち、2時間の走行枠が与えられていた。まずは1回目、完全なウェットセッションで初走行を行いケイ・コッツォリーノに次ぐ2番手タイムをマークすると、午後4時からの3回目のセッションでは、完全ドライに変わったコースコンディションに合わせて初めてスリックタイヤでアタック。09年全日本F3チャンピオンに輝いたカルロ・ヴァン・ダムを相手に、ベストラップを更新し合った。最終的にはヴァン・ダムがチャンピオンの意地を見せ逆転したが、中嶋は僅差の2番手タイム。1年間の鬱憤を晴らすことになった。
中嶋悟総監督とコンビを組み、これまでに何人もの有望ルーキーを輩出してきたPIAA NAKAJIMAの藤井一三チームディレクターも「(ドライバーを選ぶには)様々な要素があるから、評価も簡単には下せませんが、充分、及第点がつけられます」と、そのポテンシャルに太鼓判。まだ活動のカテゴリーは「全くの白紙(悟氏)」とのことだが、09年の活躍に期待が高まっている。
中嶋大祐選手コメント
「今日はすごく楽しかったです。特にパドル(シフト)は面白かったですね。あと、横Gだったりハンドルのフィーリングにも感激しました。体力的に不安がないといえば嘘になりますが、少なくとも今日のタイムで走っている限りは問題なかったですね。ただ予選ではあと2秒タイムアップするわけで、そこでどうなるのか?はチョット見えませんでした。 今年1年、F3では随分悩むことが多かったのですが、今日、ちゃんと走れたことで自信も戻ってきました。カルロ(ヴァン・ダム選手)に負けてしまって、とても悔しかったのですが、そんな悔しい気持ちになったのも久しぶりです。ほんと、楽しかったです。 」
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(FN)の08年シーズン最終戦が行われたスポーツランド菅生で、まだ余韻の冷めやらぬ22日、FNレースを統括する(株)日本レースプロモーション(JRP)の主催により、2008年ドライバーオーディションが開催された。
Honda TODA RACINGから08年全日本F3選手権に参戦してきた中嶋大祐も、このドライバーオーディションに参加。PIAA NAKAJIMA RACINGのFNマシンをドライブすることになった。
デビューシーズンとなったF3では、シングルエントリーのために走行データをチームメイトと比較することもできず、初のF3マシンをセットアップするのにてこずってしまい、結果的にはランク下位に沈んでしまっていたが、時折、その才能の一端を見せ付けるケースも少なくなかった。
今回、中嶋がドライブしたマシンは、前日のFN最終戦でロイック・デュバル選手がベストラップを叩き出した31号車。セッションは3回。1回目が午前9時から10時。2回目が午前12時から午後2時、そして3回目が午後4時から5時。計4時間のうち、2時間の走行枠が与えられていた。まずは1回目、完全なウェットセッションで初走行を行いケイ・コッツォリーノに次ぐ2番手タイムをマークすると、午後4時からの3回目のセッションでは、完全ドライに変わったコースコンディションに合わせて初めてスリックタイヤでアタック。09年全日本F3チャンピオンに輝いたカルロ・ヴァン・ダムを相手に、ベストラップを更新し合った。最終的にはヴァン・ダムがチャンピオンの意地を見せ逆転したが、中嶋は僅差の2番手タイム。1年間の鬱憤を晴らすことになった。
中嶋悟総監督とコンビを組み、これまでに何人もの有望ルーキーを輩出してきたPIAA NAKAJIMAの藤井一三チームディレクターも「(ドライバーを選ぶには)様々な要素があるから、評価も簡単には下せませんが、充分、及第点がつけられます」と、そのポテンシャルに太鼓判。まだ活動のカテゴリーは「全くの白紙(悟氏)」とのことだが、09年の活躍に期待が高まっている。
中嶋大祐選手コメント
「今日はすごく楽しかったです。特にパドル(シフト)は面白かったですね。あと、横Gだったりハンドルのフィーリングにも感激しました。体力的に不安がないといえば嘘になりますが、少なくとも今日のタイムで走っている限りは問題なかったですね。ただ予選ではあと2秒タイムアップするわけで、そこでどうなるのか?はチョット見えませんでした。 今年1年、F3では随分悩むことが多かったのですが、今日、ちゃんと走れたことで自信も戻ってきました。カルロ(ヴァン・ダム選手)に負けてしまって、とても悔しかったのですが、そんな悔しい気持ちになったのも久しぶりです。ほんと、楽しかったです。 」