DAISUKE NAKAJIMA

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データシート

2007年フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)

第7戦&第8戦・富士スピードウェイ・THE ONEMAKE FESTIVAL 2007

距離:4.563km×15周+21周
第4回公式合同テスト  :6月15日 晴れ・観衆  − 人( 未発表 )
公式予選&第3戦決勝  :6月16日 晴れ・観衆  − 人( 未発表 )
第4戦決勝      :6月17日 晴れ時々曇り・観衆  − 人( 未発表 )

流れを掴みきれなかった週末。ポイント獲得出来ず。

第7戦予選 17位 第8戦予選 12位
第7レース 17位 第8レース12位

前回優勝した富士だが、直前のテストから、
なかなかタイムアップが出来ない。

予選結果は、17位と12位。
中盤以降からのスタートグリッドとなる。

レース中のペースもなぜか上がらない。

真夏のコンディションに合わせて行くのも、
勉強のひとつ。アドバイザーの意見を聞く。

6月16〜17日、フォーミュラチャレンジ・ジャパン第7戦・第8戦が富士スピードウェイで行われた。 第2ラウンドに続いて、2度目の富士でのレース。前回中嶋はここでしっかりとポール・トゥ・ウィンを飾っている。また直前の第3ラウンドで他車とのバトルを経験し自信もついてきた彼にとって、表彰台は見えない場所ではない。 が、直前の2日間に行われたテストでは、中盤から下位グループに留まることに。雨模様となった木曜日はマシントラブルから走行時間を無駄にしてしまったが、終始ドライコンディションとなった金曜日の走行でも、総合18番手にとどまった。 梅雨入り宣言が出された関東地方。しかしレースウィークで雨が降ったのは木曜のみで、金曜からは夏を思わせるほどの日差しがサーキットに降り注ぎ、公式予選が行われた土曜日午前は気温25度、路面温度は40度にまで上昇した。

1回目の予選、中嶋は計測2周目でベストタイムをマークすると、立て続けにアタック。4周目でタイムを更新したが、その後はセクターベストを並べることができず、なかなかタイムが更新できない。結果、この日の午後に行われる第7戦では17番グリッドからのスタートが決定した。10分のインターバルの間にタイヤのエアー圧を調整し臨んだ2回目の予選セッション。ドライビングも若干修正し、コース前半域の感触は良くなったが、テクニカルセクションと呼ばれる後半域でオーバーステアが出やすくなってしまった。それでも果敢なアタックを続け、12番グリッドを獲得した。 午後3時55分にスタートが切られた第7戦決勝。落ち着いてスタートを切った中嶋は、中盤グループの混乱をすり抜け1周目で9つポジションアップを果たした。 序盤から入賞圏内に食い込み、勢いそのままトップグループに追いつくかと思われたが、そこからはペースの上がらない周回が続く。「リアがもともと不安定で、行き過ぎたのかもしれない」と後からコメントを残したが、7周目に目の前のマシンと競り合いながら進入していった13コーナーで、インをうかがった中嶋は、そのまま滑ってスピン、大きくポジションを落としてしまった。その後もペースを上げられず、17位でフィニッシュ。なんとも満足のいかない結果となった。 明けて翌日曜日に行われた第8戦。中嶋の、中盤グリッドからスタートしたこれまでのレースを振り返って見てみると、スタートから1周目で中盤グループのもたついている中を上手くすり抜けて上位に上がってくることが多かった。

今回もそれを狙っていた中嶋だったが、1周目のBコーナーで、後ろから突っ込んできたマシンと軽く接触、グリーンに押し出されてしまった。何とかコースに復帰し、1つだけポジションを落とした形でホームストレートに戻ってきた中嶋は、そこからもペースの上がらない、歯がゆいレースが続き、予選グリッドと同じく12位でレースを終えた。

中嶋大祐選手コメント

「遅い部分がどこなのか、それは見えてきています。ですが、それを改善していくきっかけが掴めない。一つ何かを掴めれば、流れのように上手くことが運んでいく気がします。今回は週末を通して勢いのないレースをしてしまいました。技術云々というより、気持ちが整理のつかないまま走っていたからだと思います。 次の鈴鹿は、富士と全くコースの特性が違うので、今回具体的に悪かった部分については出てこないと思いますが、今回の内容を引きずらずに気持ちをリセットして、自然に流れに乗れるように頑張ります。」