DAISUKE NAKAJIMA

DAISUKE NAKAJIMA
Top > RACE > レースレポート > 第7戦&第8戦・ツインリンクもてぎ

データシート

2008年全日本F3選手権

第7戦&第8戦・ツインリンクもてぎ

距離:4.801km×14周+20周
公式予選&第7戦決勝:5月24日 曇り・観衆: 6,500人(主催者発表)
第8戦決勝 :5月25日 曇り・観衆:14,000人(  同  )

雨の決勝に賭けるが、スタート直後に接触しリタイア

第7戦予選 8位  第8戦予選 8位
第7戦決勝 7位  第8戦決勝 リタイア

金曜日からセッティングの方向にぶれはなかった。

土曜日第7戦決勝まではドライコンディションだったが、
日曜午前中の第8戦はウエット。

テストで雨の感触が良く、
リベンジをかなえるコンディションだったが。。

スタート直後に接触し、リタイアとなる。

全日本フォーミュラ3選手権の第4ラウンド(第7・8戦)が、5月24〜25日に開催された。前戦・鈴鹿に引き続き、今回の舞台となるツインリンクもてぎも、中嶋大祐ら、ホンダ勢にとってはホームコースだ。 今回も金曜日に合同テストが設定され、それぞれチームは予選・決勝に向けてセッティングの最後の詰めを行うことになる。中嶋はここで総合9番手タイムをマーク。順位はいつもと変わらないものの、その差は着実に縮まってきている。この日は午前中のセッションでトラブルが発生するものの、「セッティングの流れが進んでいるのが、走るたびに実感できました」と中嶋が話すように、走れば走るほどタイムが上がっていくのも明確で、チームの雰囲気も心なしか穏やかだ。  土曜・日曜と天気が下り坂になったもてぎ。土曜日の公式予選・決勝ともに雨に降られることはなかったが、夏日のような金曜日と比べ幾分か涼しい陽気となった。

お昼に行われた公式予選。まずは1本目のニュータイヤを装着しコースイン。中嶋は他の2台のホンダ勢にそん色ないタイムで、総合5〜6番手の順位をキープしていた。全日本選手権クラスの占有走行時間にむけて一度ピットへ戻ると、マシンに微調整を施し、2本目のニュータイヤを履いてコースへと復帰する。計測1周目、2周目と自己ベストタイムを更新し、更に大きくタイムを削って3周目にはいったが、ここで運悪くスローペースのマシンに引っかかり、1周がフイに。気を取り直し、十分な間隔をとって最後のアタックにのぞんだがここではタイムアップ叶わず、第7戦、第8戦ともに8番グリッドからのスタートが決定した。   第7戦決勝は、フォーミュラ・ニッポンの予選が終わった午後3時45分にスタート。イン側8番グリッドからスタートすることになった中嶋は、今回も上手くダッシュを決めて前列スタートのマシンをパスして1コーナーへと入っていった。 前方で起きたアクシデントを避けた際にポジションを落としてしまったものの、7番手でオープニングラップを終えると前の2台―同じホンダ勢―を追い上げにかかった。

  金曜日から、マシンの仕上がりは良くなってきていた。それを結果として形にしなくてはならない。そんな僅かな焦りもあったか、自分の走りのリズムを崩してなかなかペースを上げることができなかった。中盤にぱらぱらと雨が降り出したが、大きくレースを左右するほどではない。それでもタイムを落とすマシンが多い中、比較的安定したペースで走っていた中嶋は一気に前との差を詰めたが、抜きどころの少ないもてぎではなかなかかわすことができない。前半に崩してしまったリズムを仕切りなおして最後の2ラップは自己ベストを更新したものの、7位のままでレースを終えることになった。  翌日曜日は朝から雨。テストでは、雨での感触が良かった。加えてマシンのセッティングも進んでいる。前日が自分のミスで速さを見せきれなかった中嶋にとって、リベンジをかなえるコンディションだった。が、スタート直後にパスしたマシンと軽く接触。コントロールを失い、そのままコンクリートウォールにぶつかってしまい、オープニングラップを終えることなくリタイアとなってしまった。

中嶋大祐選手コメント

「今回は、金曜日からだいぶセッティングの流れが進んでいるように感じました。いろいろ変えていくことによって、タイムが上がるのがわかったし、その方向性もぶれなかった。予選もその方向で進めたのですが、それも良い方向にいったので、余計に決勝レースは残念で悔しかったです。土曜日は肝心なところでミスの大きさが目立ちましたし、それで自分のリズムを崩してしまいました。 日曜日はレースも出来ないまま終わってしまったので。雨は(テストなどでの)感触も良かったので、本当に残念です。 次戦はチームの地元でのレースになるので、今回の悔しさもバネにして、結果を出したいと思います」